著者の自己紹介本
この本の著者は、
対象を客観的に記述した後に考察を加えるのではなく、
およそ童貞は「キモチ悪い」という偏見ないし主観的結論がまず先にあり、
その結論に沿うようなエピソードを並べている。
インタビュー形式で書いてはいるが、
随所で我慢できなくなり、
長々と持論を展開し始める。


なぜここまで主観的・一面的な筆運びになるのか。
それは著者自身が「キモチ悪い」童貞マインドの持ち主だからに他ならない。
あたかも取材対象が語る様々の「キモチ悪さ」の原因は、
おしなべて性行為の経験がないことであり、
性行為さえすれば、
諸々の問題がすべからく解決するかのごとくである。
いったいこの著者にとって、
性行為はどれほどの万能薬・魔法の杖なのであろうか。
これほどに性行為の意味を肥大化させ、
神格化させている者を見るのも珍しい。
しかし、
まさにその着想、
性行為を過大評価し崇めるその発想こそが、
残念ながら、
「キモチ悪い」童貞のそれなのだと知るべきである。
世間では、
こうした症状を、
「こじらせている」という。


要するに、
著者自身の性的コンプレックスを取材対象者に投影し、
取材対象者に仮託して語らせた著者自身の性的不全感をネチネチ弄くりまわすことによって、
著者自身が溜飲を下げているのである。
プライドが高いだの、
コミュ障だの、
介護という美名のもとに群がるだのと好き放題に描かれた他者の姿は、
鏡に映った著者自身のそれと言う他はない。
つまるところこの本は、
著者の、
著者による、
著者のための自己紹介本なのである。
こういうのをルポルタージュとは呼ばない。


この程度の文章が、
週刊誌のゴシップとしてではなく、
新書の装いで世に出回っていることを嘆かわしく思う。
知的貧困は、
なにも政治の世界に限った話ではない。
ルポ 中年童貞 (幻冬舎新書)

その他の感想

綺麗でハイセンス!
タフで非凡で標準な優等生
ディスクが本体で本がおまけっぽいですね。
知らなかった。
スピィーディーに現代的論点を網羅
将来のそば打ち名人
2口蛇口用の接続に/変換アダプターとして使用
UQモバイルにして良かった
ピアスと勘違いしました。
自転車のチェーンも洗えます。
力作!!
すごい本に出会いました。
地元なので
楽らしい
宇宙空間
きれいな色でした
プレゼントに購入
ちゃんと見なかったから
いつも「親戚のオバちゃん」目線で読んでいるけど
ちょっと小さかったので、、、
機能、デザインともにGood
寝心地良く
へビィ アンド ハード
リーズナブルな価格で問題し
腹に収めて忘るべからず
取り付けの注意点
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