米国BL探求中…米国BLの能天気パワーは凄いよ。
タイトルの「ケイジ」は本書の主人公で、
悲惨な幼年時代と犯罪の記憶とサイコパスの大富豪の叔父という網の目の中に絡め取られてPTSDを患うプロ格闘家マイケル・ケイジのこと。
このケイジ君と純真でひたむきな学生さんジェイミー君の疾走系大恋愛三部作の再終話。
出会いの時点でケイジが二十四歳でジェイミー君が二十歳、
米国BLカップルの年齢スペクトラム的にかなり若年に傾いている。
よって、
若さゆえのひたむきと無我夢中の疾走感がある。
性欲も疾走しているし。

途中、
非常にJUNEっぽいと感心していた。
無茶苦茶ダメージを受けた人間がいて、
救済としての恋愛があり、
セックスがある。
敵意に満ちた大人の世界(大富豪のケイジ叔父に象徴される)に「少年二人」だけで如何に対抗するか、
みたいなね。
日本のBL作家がコレを書いたらもっと暗いと思うのよね。
ケイジの抱える重度のトラウマとか、
そっから来るのだろう性的加虐性とか、
ジェイミー君との加虐被虐を匂わせる関係とか、
日本人作家ならもっと湿っぽく追及すると思われ、
正統派JUNEなら自滅系に行くと想像でける。
フツーに考えりゃ、
ケイジがシアワセになれる人間かは非常に微妙な訳だし。
なもんで、
最終章を読んでひっくり返ったアテクシだった。
ダークなもんをさんざん匂わせてきて、
あまりにも能天気なラストである。
前章に、
ヘロイン(か?)を打たれて身動き取れなくなったケイジの横にジェイミー君が這ってって一緒に横たわるってなロミジュリ的名場面があるってのに、
次の章がこれじゃケイジ君の苦悩もジェイミー君の健気もぶち壊しじゃないのかしら(怒)。
え?こんな軽い話だったんですか?え?
しかしまあ最終章直前までは十二分に楽しませて頂いた。
叔父との対決もソープオペラっぽいが、
ソープオペラの範囲内でスリリングに読ませているので、
作者さんは「きちんと仕事をした」という感じである。
二人のキャラ造形が濃ゆいんで、
アテクシはつひつひBLを超越して人間ドラマにまで昇華する一瞬を期待してしまったのよ。
だからちょっとガッカリしたのよ。
しかしBLとしては十分過ぎるほど面白いので、
文句は控える(…って、
もう言った)。
別に文学じゃないし、
これはこれでこれだろうと思う。
という訳で、
シリーズ全体に五つ星
KAGE Unmasked (KAGE Trilogy Book 3) (English Edition)

その他の感想

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良かったよ
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