各種療法が有用かどうか判断するための方法論を整理してくれる良書
ホメオパシーに代表される、
いわゆる「代替医療」をテーマに、
それが有用かそうでないのかを論理的・科学的に分析、
解説したもの。
文庫で500ページ超とやや大部である。


代表的な代替医療として俎上にあがっているのは、
鍼、
ホメオパシー、
カイロプラクティック、
ハーブ療法の4つ。
これら以外のメジャーなものは巻末にまとめて論じられている。
本書では、
原則として(ちゃんとした)臨床研究によって各療法を分析し、
プラセボ効果を分離して評価しようとしている。
その結果はかなり興味深い。


ホメオパシーがプラセボを除いて効かないであろうことは容易に推測できるが、
鍼やカイロプラクティックについても、
プラセボ以外の効果がみられるとは全く言えないことが示される。
すなわち、
療法によるリスク(感染症など)を考慮すればわざわざこの療法を選択する価値はない、
といっている状態だ。
(ハーブ療法は、
一部の効能が確認できるとしている。


個人的にこの手の療法はほとんど信じていないのでさほど驚くにはあたらないのだが、
カイロプラクティックなどは結構効くのかも、
鍼も病気によっては結構効くのかも、
などと思っていたのでちょっと虚を突かれた感じだ。
もちろん本書を盲信するのはそれはまた危険だが、
どういう考え方で各療法の有用性を判断するのが適当か、
を整理してくれる点で、
読んでよかったと思える書籍だといえる。


なお本筋とはやや外れるが、
現代の医療の方法論が(ここ200年ほどで)どのように確立してきたか、
を解説しているあたりの内容もなかなか面白い。
例えば、
瀉血のやりすぎで死んだと思われるジョージワシントンの話や、
統計学を医療に適用したナイチンゲールの話、
レモン汁が壊血病に効くことを見出したり、
喫煙が肺ガンのリスクを高めることを証明したり、
ガリレオの地動説なみにそれまでの主流方法論をひっくり返した歴史的事例が次々と紹介される。
こういう事例を読むと、
現代のホメオパシーのみなさんが主張している陰謀説を信じるべきかどうかは、
おのずと明らかになるであろう。
代替医療解剖 (新潮文庫)

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