Interface Builderを使わない場合の第一歩目の本

こちらの本、
初心者向けの表紙で且つ初心者向けの話し言葉での解説が書かれています。

だからとっつきやすい印象の本であることは確かです。

ただし！プログラミング初心者向けではありません。

軽い口調での解説のため、
初心者向けと思われるが、
プログラミング初心者にはまず理解は出来ないでしょう。

オブジェクト指向、
クラス概念、
Objective-Cの基本が分かっていなければ理解できません。

その部分の解説は（ほぼ）ありませんので、
この本をやる前にその辺りをちゃんと勉強しておく必要があると思います。

そういう人たちが抱くであろう、
「なんでこう書いているの？」「なぜ？」には答えてはくれない。

その「なぜ」に対しては自分で調べてやること、
というのが著者の考えだと思われます。

だからこそ、
本当の初心者向けの内容ではなく、
基本は分かった上での内容・解説になっているのだと思います。

（ただ、
説明口調が初心者向けのような印象なのでどっちつかずの感じではありますが・・・）
この本の別バージョンとして、

よくわかるiPhoneアプリ開発の教科書【iOS 5＆Xcode 4.2対応版】　がありますが、

「よくわかる・・・」がInterface Builderをばりばり使ってアプリを作っていくのだが、

この本は、
上記の内容をプログラムコードを書いて作っていくバージョンです。

ただ、
この本の方が、
現時点でのiOSやXcodeのバージョンに沿っていますし、
もっと色々と紹介しています。

ですので、
「よくわかる・・・」でInterface Builderを使って勉強して、
何が出来るのかを分かってから、

この本でコードを書いて勉強すると、
Interface Builderが裏で何をやっているのかが分かると思います。