絵本としての作品性を評価するだけじゃレビューにならない

近視眼的な視点によるレビューを、
真に受けると損です。

この絵本を、
親の私が最初にパラパラと流し読みしたとき「ああ、
自律神経に働きかけてリラックスさせるツールとしての本だな、
これは」と気付きました。


「自律神経 訓練」とかWeb検索すれば、
リラックスのための訓練法がいくらでも調べられます。

大人は自分で眠りのための研究が出来ますが、
子供には周囲がリラックスさせてやる方法が必要です。

…つまり、
この本は”絵本”という形を取ることで手軽に効果を出すことに成功した、
子供達の寝かし付けグッズなのです。


大人が取扱説明書に従い、
うまく使いさえすれば必ず子供達の自律神経へ作用する、
というしくみです。


4歳の娘が、
小さい頃から寝つきが悪く、
寝言が多く、
少し神経質なタイプです。
興奮すると落ち着くまで時間が掛かったり、
喜怒哀楽がハッキリしています。


買って３日目の夜です。

初日は2ページで、
２日目は6ページで。
今日は5ページで、
スヤスヤ寝息を立て5分以内に眠りました(可愛らしい…)

今後も、
この本を効果的に使う自信があります。
まず大人が疑ってると効果は無いか、
薄いでしょう。


買う前に副交感神経とか自律神経とか、
リラックスに関わる療法について、
調べてみるといいかもしれません。


リラックスが苦手な子供には大変おすすめなツールです。


4月18日追記:
1ヶ月間で、
4日に一度くらいのペースで眠るために使ってますが、
相変わらず５分以内に眠ります。

(今日初めて20ページまで辿り着きましたが、
まだエンディングまで起きてたことはありません)

部屋の電気は消して、
親のお腹の上にスマホを置きライトを点けてから、
『おやすみロジャー』でライトの光を囲むようにして読み聞かせると、
子供は聞きながら寝ちゃいます。

絵本とはいえ、
絵はあんまり要らない…。