圧倒される記述
ハードカバーの単行本なら4〜5千円ほど出しても惜しくはないこの本を、
文庫で手軽に読めることは非常にありがたい。

日本ではメジャーなようでいて、
スターリングラードの攻防戦を詳細に解説した本は、
非常に希少だ。


ただ、
初めて独ソ戦史を手に取ろうという人には、
やや記述が重たいかもしれない。

これは、
実際のところ1941年のバルバロッサ作戦の経過から記述がスタートしていることもあり、
純粋に「スターリングラード」の戦いに特化した文章ではないためである。

だが、
これは不可避なことである。
この書籍は、
スターリングラードで壊滅した「第6軍」が主人公である。

第6軍がなぜ、
スターリングラードを目指し、
占領せねばならなかったのか、
そこに至るドイツ軍の軍事活動の失敗を、
理解するためには、
独ソ戦の最初から筆を起こさなければならなかったということであろう。


中身の記述には圧倒させられる。
それは戦闘行動のみならず、
膨大な情報量が仕込まれているためだ。

後方地域におけるSSの特別行動部隊の蛮行、
国防軍自体の蛮行、
ロシアで動員されたロシア人補助兵達の存在と活動、
スターリングラードで捕虜となったドイツ将兵のその後の運命…多くの戦史本で見過ごされがちな(あるいはサラッとした記述で終わってる)これらの点にも、
相当量の紙幅を割いているうえ、
一連の独ソ両軍の軍事行動に関しても、
事実に加えて分析的な記述が多数記されている。

分析的な記述において、
特に注目すべきは、
ドイツの将軍達に対する批判が、
歯に衣着せず、
ドイツ側の視点で独ソ戦史をこれまで読み解いてきた人々には新鮮であろう。

無論、
前線における将兵達の活動についても多くの逸話が述べられ、
激しい市街戦と、
包囲された後の第6軍のひっ迫した状況に関しては、
類例がないほど充実している。

ソ連崩壊後の新資料を使うだけでなく、
もはや数少なくなっているだろう関係者へのインタビューも着実に反映され、
著者の仕事の質の高さには脱帽ものである。


巨大な戦争を、
スターリングラードの攻防を焦点として、
上層部から前線の一将兵の視点まで網羅して見せてくれるという点で、
金字塔的な著作と言えるのではないだろうか。
スターリングラード 運命の攻囲戦 1942-1943 (朝日文庫)

その他の感想

普通にオススメです。
低音の輪郭、キレの良さを重視したい人に。
とにかく可愛い
これから世界を駆けて、更なる飛躍をなされるお方でしょう。
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