低音の輪郭、キレの良さを重視したい人に。

もともとは、
Amazonでも人気のYST-SW010Bを使用していました。

出力としては問題なかったものの、

ジャズやクラシックのような、
低音の輪郭が重要な音源だと
音に締りが無く、
全体的にもぼやけた音になるのが気になりました。


実際に家電量販店で聴き比べをして
「低音の輪郭がはっきりしている」
「ウーファーでも音の指向性が比較的高い」を基準に選択した結果、

この機種がもっともそれに近い音を出してくれたため、
購入しました。


下位モデルSL-A251(B)も、

低音の輪郭や指向性は他社のウーファーより優れていたものの、

最低音域になると途端にボリュームが小さくなってしまうこと、

筐体が比較的軽いため、
映画で使われるような重低音だと
本体ごと振動してしまっていたのが気になりました。


本製品は19kgもあるため、
出力される低音で本体が振動することもなく、

純粋な低音域を出力することができます。

また、
用途としてはかなり広い部屋でのホームシアターを想定していますが、

もともと指向性の高い低音が鳴るような仕組みとなっているため、

それほど広くない部屋や小音量であっても
質が良く安定した低音再生が可能です。

特にジャズやクラシックなどのような、

小音量でも繊細な低音が求められる音楽において
この価格帯のウーファーとしては圧倒的な能力を発揮します。


難点があるとすれば、
本来ウーファーは配置場所を問わないスピーカーですが
この機種の特性上、
配置場所をしっかり考慮しないと
低音の輪郭がぼやけて聴こえてしまい、
この機種の良さが出しきれません。

理想は、
フロント・センター・ウーファーが