残酷に取り囲まれて、希望を見つける

あらすじ：田舎の保守的な風習で、
未亡人の体は、
アトラクティブで、
村にとって、
危険だから、
未亡人専用の家に押し込められてしまう。
財産、
持ち物、
すべて引き剥がされて、
白いサリー（未亡人のしるし）を来て、
物乞いをしながら、
生きていかなくてはならない。
更に、
日本と違って、
子供、
たった６歳で、
親の決めた相手と結婚させられる。
酷いときには、
５０以上も離れた年齢の男性と結婚しなくてはならない。
生理が、
来る前に、
未亡人にさせられてしまった、
子供の未亡人は、
未亡人ハウスで、
売春をしながら、
生きていかなくてはならない。
当然、
再婚は、
ない。
未亡人は、
人様の影に触れることも、
厄が付くから、
と歩くこともままならない。
こんな社会があっていいものだろうか。
悲しくも、
美しい結末を迎える小説。


私の本ライフの中で、
ベスト２に位置する本。


インドの美しい美徳。
女性の諦めの中にも、
希望を見出そうとする、
その姿勢に、
心を強く打たれた。


英語で書かれた本だけれど、
簡易な英語で、
書いてあるので、
ものすごく読みやすい。
難しいインド哲学を優しく、
英語でしかも、
優しい単語、
簡易に書いてあるのは、
作者の才能をあらわしている。


これは、
映画化されたあとで、
本になったもの。


映画では、
カナダで爆発的なヒットとなり、


私の住んでいるアメリカでも、
ロングセラーの映画にランクインされた。
そして、
やっと、
本も出版されるようになった。
作者は、
現在アメリカに住んでいる