美の哲学
先ずは、
この世界的な名著が何故「三ッ星」なのか…そんな不満にお答えする所から始めなければならないであろう。

理由は至極単純…即ち、
本書は私にとっては余りにもハードルが高過ぎたのだ。

即ち、
私自身が「本書を評価する立場にも批判する立場にも無い」為に、
客観的な平均点しか付けられなかったのである。

こうした情けない事情から、
このレビューも無理をせず概要紹介だけに留めたいと思う。


さて、
芸術学を学んでいる方ならば、
誰でも一度はバウムガルテンという名前を耳にした事があると思うが、
彼はドイツの偉大な哲学者である。

そして、
一般的に“美学”と題する著作がそうであるように、
本書も哲学書に他ならない。

本書の主体となるのは首尾一貫して「美しく思惟する事」若しくは「美しい思惟とは何か」であり、
この過程に於いて「絶対性と相対性」「真理と偽」「真実と虚構」「大と小」を対比させながら「崇高さ」や「壮大さ」という美学の核心を説いていく。

また、
後半では具体的な「光と陰影」「色彩」というテーマも含まれる一方で、
転義、
説得、
明証、
それに連なる強化や反駁等、
言語を通した“精神性”へと飛躍して行くのである。


因みに、
本書は決して格言集ではないのだが、
それでも成程…と思わせる箇所を見出したのは素人なりの発見でもあった。

例えば、
キケロの「美には二種類ある。
その一方には優美さが、
他方には品位が存する」という言葉を引用し「品位」と「醜」の対比に注目している点からは、
バウムガルテンが“品位”を重視している事が理解出来る。

また「我々は美学を力として、
または学として、
または経験として、
または技術として求めている」という言葉には、
“美学”という分野の奥深さを一言で表していると共に、
その抽象的な性質を具体的に分割しているようにも感じられた。

バウムガルテンは、
先人達の言葉の一つ一つを拾い上げ、
噛み砕いて読解し、
時には賛同したり疑問を呈したりしながら自らの美学論を成立させていく。

成程、
本書が一つの指針を与えてくれる著作として重要視される理由が解ったように思う。
美学 (講談社学術文庫)

その他の感想

ストレートメイクはしませんが◯
もう少し小ぶりでもよい
アンパンマンの補助便座に貼りました。
練習に最適
あまり良くないです
禅の入門書として最適の本
予想と少し違ったが、品物はよい
特典が少ない
考えるきっかけをもらいました
エッセイなのでサクサク読めます
まさにおまけが本編
立ち仕事の相棒
何度もリピ
ゆうパックの段ボールと比べると・・
簡単な作り方
最高にカワイイです!
少しだけわかりやすくなっている気がする 
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