壮大な物語にふさわしい大団円
 Ken Follett の20世紀3部作の最終巻 “The Edge of Eternity” では、
1961年のベルリンの壁の構築から、
1989年、
その壁の崩壊までが描かれる。

 第2巻 “Winter of the World” では第2次世界大戦をトータルに描こうとして、
私見ではそれに失敗した Follett だったが、
第3巻では、
その反省を踏まえてのことだろう、
20世紀の大きな出来事の全てを描こうとはしていない。
朝鮮戦争の結果としての南北朝鮮の分断、
文化大革命に始まる中国の台頭、
シオニズム運動に端を発した中東の騒擾、
こうしたものは21世紀の今日の在り方に大きな影響を与えている大問題であるはずなのだが、
そして勿論 Follett にそのことが分かっていないはずはないのだが、
全く描かれていない。
アメリカにとってはトラウマとも言うべきヴェトナム戦争も(主要登場人物の一人がそれに参加するという形で描かれてはいるものの)この小説ではほんの小さなエピソードに過ぎない。

 描かれるのはもっぱらアメリカとヨーロッパの出来事である。
すなわちキューバ危機、
ジョン・F・ケネディーの暗殺、
アメリカ公民権運動とキング牧師の暗殺、
ロバート・ケネディーの暗殺、
ウォーターゲート事件、
そしてソヴィエト共産主義からの東ヨーロッパの解放である。

 しかし、
テーマを欧米に絞ったことで、
この最終巻は小説として素晴しいものとなった。
(アジア・アフリカの模様が描かれていないじゃないかという不満は言ってはなるまい。
それは、
アジア・アフリカ出身の “Ken Follett” が描いてくれるだろう。

 小説の作り方は第2巻同様で、
前作での主要人物の子供達が主人公となって、
ある時は上記の出来事の目撃者となり、
ある時は直接それに巻き込まれながら、
己の良心に誠実に、
時には狡賢く、
自らの能力の精一杯を使って生きようとする姿が、
例によって、
ハラハラドキドキの展開のなかで語られる。
第2巻と違うのは、
主人公達が、
ただ英雄として、
ただ悪役として描かれるのではなく、
それぞれの人間が人間としての長所も欠点も持った生身の人間として描かれていることである。
それ故、
人間ドラマとしての奥行きは第2巻に較べ遥かに深い。
Follett
Century 3. Edge of Eternity (The Century Trilogy)

その他の感想

いいんですけど
高品質 10年保証
街着としては理想的
BGM付き詩の朗読会
我々ヒトがいかにバカ、、、、社会的な生き物かを膨大な体験と実験に基づいて提示・解説
いい加減アペンドディスクを出したらどうですか?
ケチらずたっぷり使えます。しかも無香料。
シラバス準拠
改造すれば、使えます
綺麗な紺でした
投げては取りに行って、また投げて。
アソートの水増しはやめて欲しい
ちょっとキツイかなー
やっとみつけました
優れものです
やはり長谷川慶太郎氏の最重要著書だ!
すごくよかった。
可愛いが欠点あり
一部拡大部分が見づらい
袖が太い
毎号良いです。
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