ありえたかもしれないEP7

かなり保守的な内容だったEP7も、
映画製作の様々な段階ではいろんなアイデアがあった。
トルーパーの新デザインや、
アナキンの亡霊を登場させる案があった。
最終的にカイロ・レンとなるジェダイ・キラーは確定までにもっとも紆余曲折があったキャラクターで、
もっとも多くバリエーションが収録されている。
コンセプトアートが2013年の製作開始から時系列順に並べられ、
次第にみんなの知るEP7の世界に近づいていく。

フィンは元は白人だった。
レイはアジア人や黒人にも見えるカットがいくつかあった。
ポー黒人案もあったし、
新帝国の最高指導者であるスノーク女性案もあった。
登場キャラクターの人種、
男女構成にはかなりの配慮があったことを伺い知れる。

新帝国の集会は、
ナチのオリンピックの写真を基にして描かれた。
タイファイターの墓場は、
ソマリアのジャンクヤードからアイデアを得たらしい。
またクマノミが巨大な生き物としてコラージュされていたりと、
SWの世界観構築のために現実世界から様々なヒントを得ていることが分かる。