別の時間が流れる本
本書はアラスカの自然を愛し、
そこに暮らした写真家の講演集である。


10本の講演テープを起こし、
それぞれの章トビラには著者の撮ったオーロラやカリブー(トナカイ)、
北極海などの美しい写真が配されている。
表紙もふくめて計15点の作品は見ているだけで気持ちがなごんでくる。


いろいろな時期に、
日本の各地で行った講演を集めた本だから、
<アラスカとの出会い>、
<白夜>や<オーロラ>、
<先住民の暮らし>、
<クマやクジラのエピソード>……等々、
同じ話題が何度も語られる。

そのため、
池澤夏樹氏も解説するように、
一週間ぐらいの間を置いて一章ずつじっくり読んでいくのがいいかもしれない。


しかし、
二、
三話ずつまとめて読んだ私からいわせると、
ひとつのエピソードがどのようにズラして語られているか――さながら<変奏曲>を聞くようにして読むのも一興ではないか、
と思う。

さほど長くないので、
オーロラの例を引いておこう。


《町中では単純にきれいだなと思いますけれど、
例えば山の中で一人で見ていると、
強いものだと生き物みたいに動くのできれいというよりは怖いと感じます》(第一章)
《タクシーの運転手さんがオーロラを見ながら運転していて危ないなと思っていたのですが、
やっぱりアラスカに住んでる人はオーロラが出ると嬉しくてつい見てしまうんだなと思いました》(第二章)
《自然の中では、
オーロラの光をあたりの雪が反射して、
まるで昼間のような明るさになってしまうんですね。
そういう中に一人でいると、
ものすごく恐さを感じます》(第五章)

一頭のザトウクジラに一日中ついてまわったり、
クマが冬眠から目覚めるところを見ようと雪のなかで三日間も待ち続けたりする話を読むと、
アラスカには私たちとはまったく別の時間が流れているんだな、
ということを実感する。
そして、
そこはかとなく<旅へのいざない>をかきたてられる……。


ちなみに、
著者のアラスカの写真は「富士フィルム ウェッブ写真美術館」で見ることができる。
魔法のことば (文春文庫)

その他の感想

電子書籍版、絵画の画像収録が◎!
足の形は人それぞれ
5冊のうち最初に読むならこの1冊。
自分なりに編集して使う本
綺麗な音 少し高いけれどそれに見合うと思う。
もう少し、ナイロビ情報が欲しかったので、☆1つ欠けです。
届いた次の日に試合ではきました
メディア戦略で成功しただけの絵本
品質
あると何かと使えます
充電。 OK
嫌なことがあってもこの映画を見れば嫌なことも吹っ飛んでいきます!!
ガツンと来ました
多機能で素晴らしい。音質以外は。
サイズが!
血行が良くなり疲れません
盗作事件から見る文学史
ものすごく良いです!
軽量で 縫製もしっかり
意外と面白かった
価格相応なれど、使いやすし。
車の運転時には不向き。
グラガエッセンス
大き過ぎた。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
型番の確認をお忘れなく!
Wサイズ83があれば・・・
流石中国製
間違いありません
レディスだった..
梱包に問題あり
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