高価な消耗品

外装：ケースの表面、
パッと見はツルツルテカテカのビニールレザーっぽい印象で、
手触りもそういう感じ。
ケース側面＆裏側は同じ素材だが艶消しになっている。
ジッパーには止水ファスナーが使われているのに対して、
ボディ部分の外部ポケットは蓋の中央をマジックテープで一点固定するだけの簡素な作りで、
この部分に防水性は期待できない…のだが、
実際に雨降りの中で使用してみたところ、
ケースを垂直に立てた状態で使う限りにおいてポケット内に水が侵入することはなかった。
万全を期すのであれば、
ポケット内に入れるものはビニールにくるむか、
入口にタオルを詰めるかしたほうがいい。
もちろん、
ケース内に水がしみこんだりすることはなく、
その点では絶大な安心感がある。


内装：ヘッド部分には外装材と同じ素材が貼ってあり内装材の傷付き＆破れを防ぐようになっているが、
ブリッジ部分には何も貼られていない。
ケース内にネック用の枕は無く、
ヘッドに角度のついたギターを格納する場合にはネック裏面にクッションとなるものを当てておくなどしたほうが良さそうだ。
また、
底の部分にはケース内部に特段のクッションが追加されているわけではないので（The Expendables 2に使われている内装材が衝撃吸収機能を備えているとはいえ）ケースを縦置きする時の衝撃を考えると、
ここにも自前で何かクッションを追加しておきたくなる。
僕の場合、
ネック裏に丸めたタオルを当てて固定、
ケース底には厚さ20mmの発泡ウレタンを敷いている（アンプの梱包材を廃物利用したもの）。


外部ポケット：ヘッド部分にあるポケットはチューナー、
クリーニング用クロス、
ティッシュ、
携帯電話を入れておく程度の空間。
開口部は小さく、
止水ファスナー仕様だ。
ボディ部分にあるポケットは、
蓋をパタッと被せるだけの構造で防水性ゼロ。
開口部が大きく、
物の出し入れが楽にできる。
こちらはA4のファイル＋3mのケーブルを２本＋BOSSのエフェクターなら４個程度入るが、
あまりたくさん入れると蓋が閉じなくなってしまうのでホドホドに。