おもわずふきだすゆかいなrhymeたち

　一時間の録音が一枚のＣＤにおさめられています。
こどもむけの本ですが、
おとなからみても刺激的でとってもおもしろい内容です。
かなり毒をふくんでいるわらいだけれど、
ダールの作品のなかでは、
いちばんひとをえらばず、
だれにとってもゆかいなおかしさだとおもいます。
朗読者のアラン・カミングは映画「スパイ・キッズ」などにでている、
わかいイギリス人男優。
とてもゆっくりした、
ていねいなよみかたです。
はじめにテーマソングがながれたあとは、
効果音も音楽もないひとりがたり。
rhymeなので、
ふつうのものがたりより、
リズミカルでききやすいとおもいます。
よみかたのレベルは、
中の上くらいでしょうか。
他の出版社（puffin）も朗読版をだしています。
サンプルをきくとcollinsのよりスピードのあるよみかたで、
男女ふたりが掛け合いながらうたうようによんでいました。
わたしはリスニングがそれほどすぐれていないので、
ゆっくりしたほうをえらびましたが、
どちらをえらぶかは好みのもんだいでしょう。
ダール作品の朗読版はおもにcollinsとpuffinからでているようです。
collins社はふだん朗読のしごとなんかしない有名なスター俳優をたくさんつかっています。
いっぽうpuffin社は日本ではしられていなくても、
朗読のしごとで評価のたかいひとを起用しているみたいです。
puffinのほうが作品数も充実していて、
一つの作品につき、
unabridged版とフルキャストドラマのabridged版の両方をそろえています。
どちらがどちらかは、
商品のせつめいにはかかれていません。
けれど、
さくひんの表紙にはかいてあるので、
そこでたしかめてください。