「社会」・・・なにものにも還元できないもの
 私たちは「おとなりさん」、
「おまわりさん」、
「おやくにんさん」といった社会の構成要素を列挙することはできる。
では「社会」そのものを示すことはできるだろうか。
オルテガは本書の中で「社会学の創始者であるコントやスペンサーも『社会』とは何か語らなかった。
例外はデュルケームくらいである」と述べている。
オルテガが本書で目指したものは「社会を『社会』たらしめているもの」を追究することである。

 本書は代表作『大衆の反逆』と同じくオルテガの社会形而上学の途上にある作品である。
しかし彼の語る他者論、
慣習論、
言語論は魅力的であり、
なによりも難しい哲学用語が使われておらず文章も読みやすい。
『大衆の反逆』でオルテガ哲学・社会学にはまった方はぜひ読んでほしい。

 最後にオルテガほど「生」の日常的な部分を探究した哲学者は珍しい。
ただそれゆえに安易な評価に甘んじなければならなかったのも事実であると思う。
代表作『大衆の反逆』が安易な文明批判と評価され複数の翻訳が出版されている現状がその証左であろう。
しかし『個人と社会』を一読されればオルテガは安易な評価で終わる哲学者ではなく知性にあふれ陰影にとんだ哲学者であることが理解できると思う。
本書を契機にオルテガが再評価されることを望む。
個人と社会―人と人びと

その他の感想

プログラム経験者向けに最適の一冊
一人で酔っ払ってできるかなと思いつつ、案外簡単に設置できた。
本というより5泊位のセミナーを受けているような感じ
少々、重たいが、大満足です。
植物性のグリセリンだそうです
少なくともあがり症の克服には役立ちました。
コロケーションに対するセンスを磨く
これしか無いのです。
組織の発展の為には、組織内に"Circle of Safety"を築くことが重要である…
彼女の行動によって救われている人がいる
美しく立派なもの
対応ソフトが増えないな
簡単に育てられます。
操作は簡単です
心に滲みる日本のうた
ツッコミどころ満載のぶっちゃけ話
うーん普通。
中身がなく、残念な本。
御買い得感↑↑↑
届いてから価格変更に気付き・・・
Windows10で使用可能(2015/10/31更新)
全開!
安かったので購入
黒と白と赤の芸術
4か月使ってみた使用感(2度目のレビュー)
何かと便利な哺乳瓶
このトランシーバーは当マンションの非常用備品として使用してます。
お皿のサイズによります
ホワイト、Mサイズを購入
戻る