幽霊の正体観たり枯れ尾花
アメリカの学生クラブのスカル&ボーンズについて、
最も体系的にわかりやすくまとめられた本が、
このロビンズ女史の著作であろう。
ボーンズは、
今年の米大統領選挙を期ににわかに脚光を集めたが、
所謂陰謀論者の間では、
長らく新世界秩序を推進するイルミナティの支部であるとか、
悪の秘密結社として、
その政治経済への影響力が喧伝されてきた。

しかし、
著者の筆は極めてジャーナリスティックにこの秘密組織の姿を描き出している。
彼女自身が、
ボーンズのあるイェール大学の出身であり、
ボーンズと似たクラブの出身である。

彼女の文章からは、
アメリカの「学生クラブ」(フラタニティ、
友愛会)はどのような存在なのかと言うことが日本人にも伝わってくる。

「どくろと骨」と言うことで、
怪しげなものを感じるかもしれないが、
そのネーミングは我々日本人に、
クラブ名に「桜」とか「菊」とか使うようなものと大差ないと判る。
文化の違いだ。
19世紀には、
それこそ多くの学生クラブがあり、
現在もギリシャ語の頭文字を頂くクラブは多数ある。

著者が言うように、
このようなエリートたちが集う秘密クラブは、
その排他性ゆえに、
メンバーの間の特権意識を生み出し、
メンバーの間の「強い友情」を作り上げる。
これが、
大学を卒業してからも、
OB会としての強固なネットワークとして機能するのだ。
言ってみれば、
ボーンズは大きいところでは、
早大雄弁会と変わらない。
ただし、
ボーンズ利権のスケールは相当に大きい。

ちなみに、
映画「キューティ・ブロンド」は、
女子学生クラブ(ソロリティ)を舞台に、
アメリカのコネ社会の実像を少しだけ描いている。
著者は、
ソロリティについての著作も書いている。
今度は此方も邦訳で読みたいが無理だろう。

ただ、
陰謀論を排除する彼女の著作が日本の名だたる陰謀論者である、
太田龍氏によって紹介されるというのはなんとも皮肉である。
スカル&ボーンズ―秘密クラブは権力への通路

その他の感想

好感度が持てるフォトパネル!
着心地は最高、着丈が長い
お気に入りにしています
安さが魅力!結構遊べます。
非常食として最善
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これ以外つけたくねえ!
確かに夏向き
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本当に賢い
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モンハンするには使いにくい
たまたまハズレ?
可愛くて好評です
ザンネン
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