秘密投票はいかに形成、正当化されてきたのか
「秘密投票」というのは、
現在のデモクラシーにおいては選挙の基本原則とされているぐらいに自明視されている。

実際、
普通選挙や一人一票原則は議論の対象となるが、
秘密投票についての研究は非常に少ない(p19)。

本書は、
秘密投票が成立したフランス革命期を分析し、
秘密投票が全く自明ではない制度として議論され、
導入されてきた歴史を丹念に調べ上げている。


フランス革命以前のある段階までは「全会一致」というのが広く取られていた。

そこからは「喝采による一致」という方法が取られ、
それはまた同時に選出された人に名誉をもたらすものだとされていた。

投票方式が定められてからも、
それが手続上は無効であるのに、
「投票で定めるのは選ばれる人に対し不名誉な扱いをしてしまう」ということでしばしば喝采による承認が行われていた。

だが、
そうした事情以外にも、
純粋に「決定手続に時間をかけられない」ために「喝采による承認」がとられることもあった。


その後出てくるのは、
「筆記投票」と「発声投票(意見を宣言する形での投票)」の対立である。

従来の研究では、
「筆記=秘密投票」「発声=公開投票」と結び付けられた上で、
投票行動を「秘密投票=個人の権利」「公開投票=公務」と見ている、
と結び付けて考えることが多かった(p26)。

だが、
フランス革命期にはそうではない結びつきを示しているのである。


秘密投票を擁護するのは「一人の人物が二票以上の影響力を持つことの問題性」(p184)への危惧である。

公開投票だと誰が誰に投票したかが分かるので、
ブルジョワが労働者に圧力をかけて二票以上の影響力を持つことを阻止するということである。

ただ注意すべきは、
これは「労働者が自由に投票できない」という視点ではなく、
「他のブルジョワが複数票持つのは問題だ」という視点であったということだ。


他方の発声・公開投票は、
逆に公開と監視によって敵対性や不当な圧力を排除するという理念に基づいている。

それと、
当時は低かった識字率の問題も、
発声ならば大丈夫である。
投票方法と個人主義―フランス革命にみる「投票の秘密」の本質

その他の感想

これは、ビジネスでもプライベートでも知っているとそうでないのとでは大違いだという事が、勉強出来たので、何度もも読み返しています。
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