著者は日本人？・・・なるほど！

お腹を空かせた狐の家のドアを”間違えて”ノックしたのは、
どうやら子ブタらしい。
"Oh!No!"子ブタが叫びます。
"Oh!Yes!"と狐。
そう、
今日は狐のラッキーデイ！

「でも、
待って！きつねさん。
僕は汚いから良く洗った方がいいよ。
」

「それもそうだな。
」狐は子豚をお風呂に入れます。
「さあ、
戴こう。
」「でもでもね、
僕をもっと太らせてからの方が・・・。
」「確かに・・・。
」

オーブンに入れられそうになる子ブタちゃんの命乞い。


より美味しいブタの丸焼きを食べるべく、
せっせと下ごしらえする狐。


その結末は・・・？今日は誰のラッキーデイ？

ははは！最初のページはドキッとするけれど、
実におもしろい展開のお話しです。
おまけに最後にもうひとひねり。
笑える傑作です。


著者については何も知りませんが、
きっと日本人なんでしょうね。


落語に通じるセンスを感じます。


狐やブタの表情もよく描けていて、
文章（会話文）も軽快。


読み聞かせをするのにも、
自然と感情が入るでしょう。


この本にがっかりする人はまずいないと、
自信を持ってお薦めします。