ホントはおおらか「武士の暮らし」。
数年前にでた「幕末下級武士の絵日記」の修正、
加筆版。


江戸末期、
武州忍(おし)藩に実在した尾崎石城(せきじょう)。
もとは百石取りの中級武士だが、
藩政を批判したためわずか十人扶持に落とされ蟄居の身に。


しかし、
この絵日記に書(描)かれた石城の暮らしはとても楽しそう。
妹夫婦の家に居候しながら、
頼まれれば絵を描き、
書を読み、
酒を飲み、
歌を吟じるという、
それはまあ太平楽な日々。
幕末動乱の響きが聞こえてきても、
日記の主は友人宅や寺(当時は社交場も兼ねていたよう)で日々遊行三昧。
当時の刑罰はけっこういい加減だったようで、
蟄居閉戸でも来客はあるし、
本人だって人目につかなければ外出可能だったようです。


しかも、
この日記によれば、
上級武士も下級武士も女将も坊主も商人も、
分け隔てなく飲み食い、
そして踊るのです。
江戸開闢から二百年以上経った実際の封建社会では、
もろもろの縛りがだいぶ緩やかになっていたことがわかります。


その緩さは温かさでもあったようです。
藩から咎めをうけた石城を、
周囲の人々は優しく包み込んで励まし、
慰めます。
宴会や遊行の風景を描いた彼の絵には、
飄逸な筆致の中に皆への細やかな愛情が感じられます。


建築学者である筆者は、
当時の中下級の侍屋敷を図面入りで説明しており、
視覚的にも江戸の武家社会をわかりやすく浮かび上がらせることに成功しました。
厳密な身分社会を描く多くの時代小説を読んできた人には、
目の洗われる1冊です。
武士の絵日記 幕末の暮らしと住まいの風景 (角川ソフィア文庫)

その他の感想

現代のスキーサイズに適合していない。
マウスパッドとして使いやすいです。
新書もご一緒に!
虚無=ゼロへ加速する物語
商品としての完成度があと一歩欲しい
以前一冊持っていたのですが
耐久性が良い!
さらっとした使用感で浸透性がよく、効果が実感できます
値段を考えると十分
86のシート取り外しに使用しました
どちらかといえば初級〜中級者向け/デジタル本格対応
激変
髪のつやが変わりました☆
西洋音楽史
YAMAHAのルーター用として購入
就寝前に必ず
なかなかキレイ
待ち遠しかったです
これはリピートしそうです
ちょっと小さいかな。
ノミヌ
ないと あるとじゃ大違い
ジョーカーズ
簡単包装でよし
100g?
1回だけでは匂いは防げませんが3回ほどくるめば平気です
キャラの成長が楽しめる
安いからと・・・
紐が簡単にちぎれました。
いつも発売日に購入しています
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