明治維新に50年先立つ非西欧社会の近代化の諸相を教えてくれます
日本で最もスマートなイスラム社会経済論の語り部である加藤先生が、
中東近代史の中で最も魅力的な人物評伝の形式で、
エジプト近代化の諸側面を概説してくれます。


ムハンマド・アリーは、
有名なナポレオンのエジプト侵攻に対してオスマン帝国が駆り出したアルバニア非正規軍の副官から身を起こし、
一代で自らの名を冠した王朝を築き、
エジプトに「近代」をもたらした人物です。
本書は、
アリー登場の経緯から、
近代化政策の障害となるマムルーク(旧指導者層)の虐殺や、
土地/租税制度改革・(ナイルの人工灌漑化を含む)インフラ整備・工業化・学制整備・徴兵制導入・「国民」意識の醸成といった一連の近代化政策を紹介、
アリーが「近代化」についてよく理解していたことを明らかにします。
中でも、
農地の国有化にアリーは最もこだわりを持っており、
耕作義務と引き換えに農民に土地の所有を認める政策で、
工業化のための原資が確保された(強制的に農工間資源移転を行った)と評価されています。

アリーによる近代化体制は、
シリア領有を巡るオスマン帝国との戦争後(1840年)にイギリス・ロシア・オーストリア・プロイセンの干渉で締結された四ヶ国条約によって、
アリー家によるエジプト総督世襲承認と引き換えに、
スーダン以外の占領地放棄、
エジプト国内市場開放を強いられたことで、
陰り始めます。
自由貿易体制下で、
アリーが輸入代替的育成を試みた綿繊維工業(当時の基幹産業)は打撃を受けて自立的工業化は挫折しますが、
これよりも前に、
国有地に縛られた農民の逃散・反乱による国家的農工間資源移転の失敗(伝統的な徴税請負制の復活)が、
体制のいきづまりの原因となったことが指摘されます。
ムハンマド・アリー―近代エジプトを築いた開明的君主 (世界史リブレット人)

その他の感想

感度良し
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