「善の研究」注釈書の傑作。哲学の読み方、考え方、いろいろ多くの示唆がある。親しみやすい本でもある。
この企画もシリーズ化してきた感じだが、
従来の中で一番に推したい傑作と思う。

1)適切な引用が適切な長さで紹介され、
それに豊かな解説がついている。
大事なところをしっかり読ませてくれる。
解説と合わせて通読すると、
「善の研究」と「人間の学としての倫理学」という二冊の名著をたっぷり勉強した気がする。
既に両書を読んでいる人にも、
読んでいない人にもうってつけの本である。

2)著者の豊富な哲学史の知識が過不足なく、
本論を逸脱しない程度に参照され、
理解を補強してくれる。
結果論だが、
本論とは別の部分で、
西洋哲学史も勉強できる。
相当な知識量が動員されるが、
それは西田が動員した知識が主で、
西田の知識の「運用力」には感服する。
決して知識にもたれかかっているのではないことがわかる。
そういうことを気付かせてくれるのも本書だ。

3)著者は、
キーになる言葉を拾い上げ、
そこを解説して広がりを作って、
解説して行くところもあり、
僕には哲学の考え方、
本の読み方を良く教えてくれていると思った。

4)セミナーで使用した板書やレジュメが、
的確で、
理解を助ける。
折に触れて目をやると長い論述の論点がサマライズされる。
写真なども適度に豊富で飽きさせない。
巻末の日本近代哲学史の年表も楽しい。

5)章の末尾にある出席者との質疑応答が良い。
本書の内容補足をしてくれる的確なものばかりだ。
読んできて、
何となく残る「釈然としなさ感」がフォローされる。

6)本書においては、
個人的には、
「善の研究」のほうが圧倒的におもしろく、
西田幾多郎の「哲学者」たる所以も感じられた。
知識量だけではなく、
太い線でメッセージがあって、
その必要に応じて知識が運用され、
メッセージを成長させていくような姿が認識できる。

7)西田は、
多くの思想的影響を受けながらもやはりジェイムズの影響は大きいことがわかる。
ドイツ観念論、
ヘーゲル、
浪漫派などのドイツ系の知識は、
むしろその次と思った。
ディープな西洋への浸かるより、
プラグマティック・機能的に意識をとらえて展開する西田の思想は、
日本人の生活感から遊離しないで深められていく思想になりえたのかもしれない。
〈日本哲学〉入門講義

その他の感想

excel2013との接続不可
寂れた景色と、著者の逃避願望
黄土色?
非情に粗悪なソフトと言えます!
元気でます
基礎用よりこちらを
履き心地はいい
既に移民受け入れに向け舵を切っている日本
知りたい事は全てわかる!
大きい会場でも映える!
さよなら自分のヒゲが欧米人級だと思っていた日々よ
バトルシーンは少な目で、ドラマ性重視の10巻
妙に繋がっている会話が楽しい!
曲を音楽にするイヤホン
うっかりしてました
作りがとにかく綺麗
永遠の空へ
足に当たる場合は?
引っ掛けられたら言うことなし
満足して。
決定版キット
まぁ、満足してます。
☆5つ!‼ (*_*; ・・・・・先走りました(笑)
古いゲームなのに廃れないミニゲーム集
固まると、ゴム状になります。
最初はダニのために購入しましたが‥
肥料ではなく活力液だった
似たような特集が以前にも
楽しい!!本当に楽!!
言葉など話題づくりには
戻る