国芳の武者絵の多彩な表現に驚かされます
大判で各絵にしっかりと解説が付されています。

本書の序で「見る人が絵に入りこめるよう、
観賞を目的とした絵本として編集された。
研究書ではないので解説は好くなくした」とありますが、
各題材の背景や登場人物、
物語の流れなど、
作品を知る上で押さえておくべき点はしっかりと記載してありますので理解を助けてくれました。


江戸時代も人気を博した国芳ですが、
芸術の評価というのは時代を反映していると考えます。
歌川国芳の作品の風変わりさや面白さが現代人にも理解され広がっています。

まさしく現代が国芳を欲しているのでしょう。
武者絵ですので、
ヒーローのオンパレードでした。
いつの時代もヒーローを欲しているのです。


北斎や広重と活躍した時代が重なりますが、
この2人の絵師とはまた違った画風の浮世絵を数多く残しながらも明治以降の我が国の評価は後塵をはいしました。
近年再評価されて人気が高まったのは当然だと思っています。


216ページの「武者絵の評価」はこれまでの我が国における国芳の取り扱い、
評価、
そして美術展の変遷などを記したものです。
近年の国芳ブームへの流れを俯瞰してみる上で、
この一文はとても参考になることでしょう。


国芳は多彩な表現技法を身に付けた絵師だということが良く分かりました。

60ページの「和館準源氏乙女天羅国班足王 悪狐華陽夫人顕る」には驚かされました。
解説には「この表現が浮世絵か! と驚かされる国芳の珍なる洋風画」とコメントされていました。
劇画タッチとでも言えばよいのでしょうか。
浮世絵のイメージを凌駕する作品と出会いました。
国芳の真骨頂でしょう。


武者絵の代表作とも言える髑髏と滝夜叉が登場する「相馬の古内裏(66p見開き)」や、
讃岐院がつかわした巨大な魚が為朝を救っている「讃岐院眷属をして為朝をすくふ図(90p見開き)」が掲載してありました。
キッチュでありながら躍動感のある主題にひかれると思われます。
何れの構図や主題も他の錦絵にはない珍しく風変わりなもので、
これこそ国芳の特徴とも言える武者絵の画風でしょう。
現代のポップアートや漫画に続くような系譜の創始ともいえる浮世絵師だと思います。
国芳の武者絵

その他の感想

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これは良い買い物
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codMWがクソな理由
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