愛の痛み
今巻は、
暁人と桂木の二人の立ち位置が逆転するかのような、
重要なターニングポイントになっています。


今までは、
暁人が一方的に桂木へと想いをぶつけ、
家を守ることよりも桂木への想いが優先で、
ただ彼に認めてもらいたいと必死でした。

一方桂木はというと、
暁人への感情には目を伏せ、
それに支配されることを恐れ、
暁人から遠ざかることを選びながらも、
暁人のために久世家を守ることだけに心血を注いでいました。

それが桂木が自分の想いを認め、
暁人に「好きです」と告げたことにより、
桂木はある意味弱くなります。

それに比べ暁人は、
桂木と肩を並べるために、
本当の意味で桂木に認められるには強くならなければならないと、
ひとつ階段を上がります。

そのため、
暁人のためにと新たに算段した桂木の策略も、
当の暁人によって覆され、
桂木は自分の無力さを知らされることになります。

こうして二人の関係は逆転し、
桂木を導こうとする暁人、
暁人への想いに苦しみその成長を畏れる桂木という構図に変わります。


暁人はずっと、
桂木に憧れ、
愛情を得たいと願い、
自分の想いに正直に生きていたので、
恋情というものに免疫があり、

桂木も自分が好きだと言ってくれるなら、
なんだってしよう、
桂木のために強くなろうと邁進することができます。

しかし桂木はずっと、
自分にはない生まれや才能を持つ暁人の存在に畏れを抱き、
彼を支配することで自分を保っていたようなものですから、

彼が成長して自分の範囲から自分から飛び立っていくことに不安を覚え、
何もない、
何者でもない自分を思い知らされ、
ただ自分を支えているものが暁人への恋情だと知ると、
自分の脆さに怯え、
ただただ暁人を失うことへの恐れに足が竦んでしまうのです。


恋愛とは、
人を強くもするが弱くもする。

特に、
自分の弱さに気づく桂木に、
私は共感を覚えました。

恋人として想いが通じ合っても、
自分がその人無しでは生きていけないほど相手に惚れてしまうと、

その人の存在が大きすぎて、
その人へ依存しすぎる自分の弱さに怯えたものです。
憂鬱な朝(5) (キャラコミックス)

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3巻以来のおもしろさ
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