剣士フィギュアとして前作の完全な上位互換…ではない。

フィギュアとしては、
造形・彩色・顔、
全てにおいて良好です。

前作（SAOver.）と比較すると、
脚が短くやや寸詰まり体型の感があった前作と比べて、

スラリとしたモデル体型になって、
頭身が上がっています。

色と服装が違いますが、
同じキャラクターなので前作のほぼマイナーチェンジ版と言っていいと思うので、

“片手剣女性剣士のアクションフィギュア”としての観点からレビューします。


まず良くなった点として、
手首がボール状のものに変わったので、

手の交換なしで構え・斬り・突きのアクションポーズが取れるようになった。
（前作は手の交換が必要だった）

しかし反面、
悪くなった点もあります。

前作では「剣＋鞘」だった武器が、
「抜き身の剣」と「柄だけのもの＋剣の入らない鞘」になってしまいました。

その為、
前作で可能だった、
鞘から剣を抜いている途中のポーズが出来なくなりました…
これは剣士のフィギュアとしては非常に残念で、
大幅なマイナスボイントになります。


それから前作から追加された部分として、
羽根がありますが、

この羽根と背中とを繋げる差し込みピンが浅くて緩いので、
ALOver.の売りである飛行ポーズでのディスプレイに少し不安があります。

見本写真のように前傾姿勢で飛行ポーズも出来なくはないですが、
少しの衝撃や時間経過で外れて落下しそうな気がします…
あと、
羽根を広げると後ろ髪と鑑賞して、
首の角度がつけづらいです；

結論として、
私は“片手剣女性剣士のアクションフィギュア”として前作を超える「バージョンアップ品」を求めていたのですが、

「鞘から剣を抜いている途中のポーズ」が出来なくなったので、
前作の完全な上位互換品ではないです…
せっかく手首の自由度が上がったのに、
剣を鞘に納められないので、
それを活かしきれないです。

（今後、
リーファの制作が予定されているようですが、
この剣の仕様にならない事を願っています。
）

出来なくなったポーズの分、
羽根による飛行ポーズが補うかと思われましたが、
それも接続に不安があり、