格差に関する議論が微妙すぎる
格差が絡む部分について、
疑問が大きすぎて他が台無しに感じられました。

この本では「結果の平等」よりも「機会の平等」が重要とし、
結果として格差が広がったとしても
機会が平等に与えられ、
負け組側が貧困に落ちなければ善しとしています。

「機会の平等」を保証する典型例として教育バウチャーを挙げていますが、
本当に謳っているような効果があるんでしょうか?
まず思った疑問は学費がこれで賄えても通学の交通費や、
あるいは大学であれば一人暮らしの家賃や生活費はどうなるのか。

ここの負担が重ければ結局負け組の進路は地域に縛られるという点で限られてくるでしょう。

仮にこの部分まで支援があるor負け組でもこの部分の負担には耐えられるとして、
学校教育の機会が平等化するとしましょう。

恐らく富裕層の多くは独自に優秀な教育者を家庭教師として雇って、
より高度な教育を与えようとするのではないでしょうか。

だいたい現実の教育格差も学校の差よりも塾や予備校にどれだけ割けるかの方が大きいのでは?
結局、
程度問題なところはありますが、
親世代で「結果の平等」がある程度保証されていないと
子供の教育機会の平等は達成されないと思うわけです。

(そもそも「競争させれば学校公教育の質が上がって教育機会が平等化される」という前提からして疑わしい。

理屈は書かれていますが効果の実証については触れられていません。


「機会の平等」を徹底するなら相続税を重くして遺産相続による格差を取り除くのも一案だと思うのですが、

なぜかこの本では触れられていません。
それどころか、
どういうわけか結果の平等に関する議論の中で
「能力が遺伝するものなら、
遺伝子に課税はできないので財産に対する相続税では公平にならない」としています。

貨幣的な財産と遺伝を同列に並べる議論って初めて読みましたよ。

ロジックとして筋は通ってるかもしれませんが、
こんなの相続税を上げたくないための後付議論としか思えません。

何で先行レビューで触れられてないんだ?
「小さな政府」を問いなおす (ちくま新書)

その他の感想

冒頭から引き込まれる一冊
明るさが十分で、隅々まで直線が歪む事なくカッチリ見えます。
蒸気機関車はやはりKATO
コスパが悪いかな?
新生児オムツの比較。(主にパンパースとムーニー)
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豊富な知識で役に立つ一冊。
とにかく、おもしろい
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がっかり精米日
安いのでおすすめ。じわっの効き目
セットで税込5400円
基礎がわかります。
主婦でもどんな職業の方でも自分に当てはめながら読める本ですよ。
他レビューの通り…
家庭向けミラーとして十分です
一工夫で問題解決☆
締め付け感なし
まともな内容で役に立つのは後半だけです。可能ならば分割して前半だけ購入しましょう。
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少し小さめです。
書き込み成功率30%
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