マレー半島 香港・マカオとは一味違う旅の行方
沢木耕太郎の深夜特急シリーズは、
バックパッカーの永遠の愛読書と同時に、
今なお青春の書の代表のようなものでもあります。

全てを投げ捨てて、
気ままな一人旅をしたい、
と思ってもままならぬ現実があるわけで、
本書を読む人は、
沢木の行動に自分の夢を託しているのかもしれません。
忙しく生活に追われる現代人にとって精神の開放につながる書籍でしょう。
前作の香港・マカオの熱を帯びた文章と比較すれば、
少し冷静な沢木を発見します。


アジアでも微妙に国民性が違い、
それは、
タイ、
マレーシア、
シンガポールと下るに従ってそれぞれの違いがはっきりしてきます。
安宿を探すあまり、
ペナンの娼館に泊まり続けるエピソードが興味をひきます。
ヒモの生き方の大変さもうかがい知れました。
沢木は冒険野郎ですが、
このように冷静に人間の優しさ、
悲しさを感じ取るという感性の豊かさが読者に心地よいのです。
人との関わりを避けるように日本を離れながら、
旅人は異国の旅先で人との関わりを持たざるを得ませんし、
持つことを欲します。
旅の醍醐味と真髄がここに出ているようです。


その昔、
本書で描かれたペナン、
クアラルンプール、
シンガポールを旅行したことがあります。
本書を読むとそれがいかに表面的なツアーだったかと思い起こしています。

沢木のような旅は、
人々の間に入り込み、
同じ食べ物を食べ、
生活を一緒にすることで、
深くその土地に根付き、
その個性を浮かび上がらせます。
それゆえ、
同じ国でありながら全く違う印象を感じ取りました。


対談の高倉健との「死に場所を見つける」も面白く読みました。
寡黙な人というイメージの高倉健が沢木と意気投合して様々な旅について語る話は本編とは別の意味で興味を惹きました。
深夜特急2―マレー半島・シンガポール―(新潮文庫)

その他の感想

5年使用後に根元が折れました。
クセがない…??
基本的教本
待ちに待ちました素晴らしい音質です。(祝アルバム初SACD盤化!!)
オッサンも購入してみました。
絶望的なほどの強度不足
数あるソフトボックスの中でもおそらく最低の品質でしょう
カラビナが弱い
スクラッシュドライバーにも
価格は安くて良かった
日本編では最新
思ったほど振動が無いですが
本筋を見失いすぎ
子供寄り
10年ぶり3度目の購入
さすがrazer
分かりやすく面白い
全般的にカバーしてます
紛失したため急遽購入
男性でも入るサイズですが小さいです。
付録が全然ダメ
本格的!!!
ちょっと厚いけど問題なし。
USB電源連動
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ちょっと。
35歳では遅い
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