なかなかの音です。

これまで使ってきたワイヤレスヘッドホンがへたってきたので試聴もせず購入。


音はなかなかのものです。
中低域を豊かに響かせて、
高域にかけては緩やかに減衰させるような音作りです。
イコライジングによるテストでは12~14kHzあたりから反応しなくなりました。
また60Hzもあまり反応しません。
その上の帯域がうまく響いて音場感を生み出しています。
このバランスが絶妙でフルオーケストラ物も心地良く聞けます。
ボーカル物よりはむしろ映画鑑賞で迫力を出すような音作りと言えばお分かりいただけるでしょうか。


【訂正】60Hzのイコライジングはちゃんと反応しました。
聞いた曲が悪かったようです。
申し訳ありません。
ボワッとした音というより、
ドワッとゴワッの間のような音感です。
伝わりますかね？（笑）解像度という点ではそれなりだとお思いください。


当然、
音は wired のほうが良いです。
が、
Bluetooth にしても大きくバランスは変わりません。
確かに耳を澄ませばノイズも乗っていますし、
どことなく頭打ち感もあります。
しかし、
ワイヤレスであることがなによりリラックスさせてくれます。


なお、
音質とともに音の遅延などに関しては、
送り出し側の Bluetooth アダプタ、
デバイスドライバなどとの相性問題が大いにあるようです。
そこがBluetoothの難しさですね。


ST560s がこのモデルの wired モデルかのように見受けられますが、
実物を比べますと音質、
イヤーパッドの質感などなどかなりの差です。
wired で音を比べても WR780 が良いですね。
全く別物です。


音場感について少々捕捉します。
中低域主体で良質な響きをうまく演出し、
比較的耳から遠くに音があるかのような音作りになっています。
が、
高域成分が減衰によって本質的に無くなっていく関係から、
良質の録音で録られているホールの中をこだまするような空気感の表現はできていません。
そのため、
録音によっては意外とモノラルっぽくなってしまうようなことがあります。


外装はさすがに物々しい。
まさにタイヤですよ。
（苦笑）