ミクロ経済学を勉強している学生にも読んで欲しい。
本書の本質に迫るレビューはすでに存在しているので、
テキストとしての位置づけについて簡単にレビューします。

大学の経済学部で学ぶ学生は、
ミクロ経済学とマクロ経済学を学ぶでしょう。
そのなかで、
政策とか政府の経済活動に興味がある方は、
公共経済学(Public Economics)や財政学(Public Finance)の講義を聞いたり、
テキストを読んだりするでしょう。
伝統的には貝塚啓明やスティグリッツなどのテキストが良書です。
本書は政府の経済としての財政を理解する方法論として、
ドイツの財政学(Finanzwissenschaft)に影響を受けています。
それゆえ、
財政とは何かという哲学的考察や予算論に多くのページをさいています。
このような財政学のテキストは日本には他にありません。
租税の分類も独特で、
それは良し悪しもあるわけですが、
知っておいて損がないと思われます。

著者は日本において財政社会学の重要性を説く、
著名な財政学者ですが、
彼の考える財政社会学はドイツで研究されてきた財政社会学とは似て非なるものです。
それは悪い意味ではなく、
むしろ日本において財政社会学の研究が進化していることを示しています。
近年はアメリカでも財政社会学の発展が見られますが、
同じような志向を持ちながら異なる方向へ学問が発展している事実は非常に興味深い事例です。
興味のある方はMartinらのNew Fiscal Sociologyを読んで見てください。
日本からは井手英策という財政社会学者が執筆に参加しています。
なお、
もうひとかた著名な財政社会学者として大島通義がいます。
予算国家の危機という本が出ておりますので、
読み比べてみると面白いですね。


とりあえず、
財政の勉強や経済の勉強に役立つと思いますが、
実は経済学部以外の学生や、
学生ではない方々にも読んで見て欲しい本でもあります。
細かい制度の説明は読み飛ばしていいとして、
一つの思想書として本書は味わい深いものがあります。
財政学 改訂版

その他の感想

特典が良質
つらたま
やっぱりメモオフ
論理思考の入門として最適
色も絵も昭和感強めです
非日常が面白いです。
毎日ぶら下がってます
スピリチュアル・ブックの最高峰
老いてますます壮ん
なかなか良かったかも
これも同じ
サガミより
買えてよかった
テンカラ毛ばりに
子どもが変わり、子どもと教師が幸せになれる勇気づけの極意
インプラントやブリッジの方、いいですよ
結局、脱いだズボンを整頓するにはこれしかないかと。
トレーニングする点に関しては全く問題なし
実案件で使えそう
色んなものに使えます
袋がちょっと壊れましたが、大丈夫だと思います。
ポケットが嬉しい
良くも悪くもリボルテック
サイズがピッタリ
2と比較したら
安いし簡単で良い
1年3ヶ月で使用できなくなった。
交換バッテリーに対するユーザー登録は出来ません
すごくいいです
戻る