広告マンガを読んでいる気分

精神科医として有名なゆうきゆう先生が原作の医療マンガシリーズです。

ゆうきゆう先生×そう先生のコンビによるマンガで分かるシリーズは、
シュールで切れの良いギャグでスピード感のある魅力的なギャグマンガです。

本作もマンガで分かるシリーズの流れをくんで、
シュールギャグで押していますが・・・少し弱い感じがします。

心療内科はゆうき先生をイメージさせる心内療先生が非常識な看護師や患者、
謎の人物にいじられることで、
少しきつめのギャグも違和感なく受け入れられますが、
本作は患者が非常識女医＆ナースにいじられるので、
少し毒が強くなっている気がします。

何より、
内容が「皮膚科に行って治しましょう」という皮膚科の奨めばかりなので、
ゆうスキンクリニックの宣伝を読まされている気分になります。

同じ肉体改造編でも、
ダイエットは自分でできる部分も多いので、
お金を出して本（知識）を買ったと納得できるのですが。


取り上げている内容は
（１）ニキビにはディフェリンという薬が効くよ
（２）ステロイドでアトピーが改善する・・・けど勝手療法はダメ、
お医者さんに行こう
（３）しわにはボトックス注射が効くよ
（４）なんとボトックス注射は男性のエラの改善もできます
（５）エステの光脱毛は効果が怪しいよ。
ちゃんとお医者さんのレーザー脱毛を使おうね
（６）ひげをレーザー脱毛したら寿命が延びる
すごしでしょ！「レーザー脱毛したら寿命が延びるだよ！ひげが無くなると、
どんなメカニズムで生命力が向上するんだ！！」と思ったら、
「ひげを脱毛したら、
ひげそりの時間が不要になって、
その分の時間が自由に使えるので、
寿命が延びたのと同じ！」という強引な理論・・・(^_^;
（７）水虫も自己判断せずにお医者さんに相談してね
（８）ストレスはお肌に悪いのか？

確かに、
医療知識が入っていて、
それなりに面白いギャグも読めるので書籍で出すことに反対はしませんが、
「マンガで分かる心療内科」のイメージで買うと後悔必至ということで☆一つ減らします（本音は☆２つかな）。