この本がティーザーということなのか

kindleのフィクション部門でランキング１位だったこと、
現在値下げ中199円ということで購入。

文章自体は読みやすく、
1文1文ブログのように1列空けて記載されている。

読み終わるのに10分かからなかった。
読み終わった時の率直な感想は「えっ！これだけ？」
分量も少なければ内容も言葉だけが上滑りしたようなもので掘り下げや具体性がない。

「よくこんな文章で人から金を取ろうと思えるな」というのが正直な感想。

それほど中身がなかった。

199円で割引中ということは、
期間がすぎたら250円かそれ以上の値段で売られるんだろう。

自分としては100円でも高いという印象を持った。


本書の中には何の説明もなくサブリミナルとティーザーが重要と書かれてある。

「サブリミナルはなんとなくわかるが、
ティーザーとは何だ？」と思ったのでググってみた。

すると、
ティーザーとは「直接的に商品を公開せず、
その商品イメージやヒントだけを伝える
ことにより消費者に興味を抱かせる手法」となっていた。

もともと、
「じらす」という意味である英語のteaseからきている言葉らしい。


なるほど！ この本がそのティーザーの実践書なのか！ と思った次第。

本の体裁は整っているので、
一見ちゃんとした内容の本だろうと思わせる。

しかし、
その内容は浅く読者に何かを伝えようとしたものではない。

完全に売って利益を得るためだけに書かれた本。

今後、
同様の手法で読者から小銭をかすめ取る手法が流行りそうで嫌な気分になった。