全KARAファン大満足の一枚

韓国でのカムバックミニアルバムそして日本での5作目のアルバムと立て続けに発売されファンにとってはうれしい限りだが、
私としては韓国での「In Love」がかなり物足りない内容だったので日本での今回のアルバムに期待せざるを得なかった訳だが、
どうしても不安の方が大きかったのだ。
それは前アルバム「FANTASTIC　GIRL`S」は5人での「日本のKARA」の完成形とも言えるアルバムだったからだ。
新生KARAの１stアルバムとなる今作はいったいどうなるのか？
　
　先ず一聴して感じた事は一気に最後まで突っ走るように聴けてしまうアルバムだという事、
そしてアルバム用新曲群が非常に充実している。
特に４．５．７この3曲が際立っている。
また明らかに毛色が違う。
この3曲が今作の最も重要なポイントで、
ひょっとしたら韓国の「In Love」に収録（もちろん韓国語で）されていたかもしれなかった曲だと思うのだ。
もし「CUPID」と共に収録されていれば私はあのアルバムはとても良い作品になっていただろうと思うのだが、
こちらの日本用に曲を回して、
日本のアルバムに力を注いでくれたのだと感じたのだ。
日本のライター陣だけではいままでのKARAと同じになってしまい、
どうしても限界もあるものだ。
そこで日韓両制作陣ががっちり協力し、
今後のKARAの事を考えて出した結果だと。

　日本ではJ-POP的になり過ぎていた「KARA」にK-POP的な「本来のKARA」を多くブレンドし、
「新生KARA」を強くアピールできる作品が完成したと言えるだろう。
そしてこれはファンが今まで潜在意識の中に持っていた理想的な形に大きく近づいたとも言えるのではないだろうか。
全KARAファン大満足の一枚だ。
「KARASIA」の日程発表が待ち遠しいが、
おそらくこのアルバムから多くセットリストに組み込まれることだろう。
それまで聞き込みましょう。