小説としては素晴らしいが。
前半は本人の研究者としてのエピソードも交えながら、
SRYの特定に至るノンフィクション科学小説といったノリだ。
流れるように進むエピソードは魅力的で、
小説かに転身した方がいいと思わせるほど素晴らしい。


後半の3割程度は性の生物学的な議論に移る。
素晴らしい前半とうってかわってここのデキは良くない。
科学的な論述のはずかポエム的な表現とまじって不正確な印象を与える。
出典不明なため確認できないが間違った記述もある。
たとえばmtDNAの共通祖先とY染色体の共通祖先は倍近く時代が異なるはずで、
同時代ではありえない。


オスとメスの存在は配偶子の非対称的な軍拡競争の結果と考えられており、
同時に誕生したはずで、
メスがオスを作ったという表現は不正確だろう。
「オスは少数でも役割を果たせる」といいつつ、
なぜ実際には少数ではないかを説明していないが、
これはフィッシャーの原理と言って進化生物学では極めて重要な(しかもかなりシンプルな)理論だ。
説明を飛ばすべきではなかったと思う。
男性が短命な至近因をテストステロン暴露で説明するのはごく普通だが、
ではそもそもなぜ男性だけがそういう目に会うのかという進化因には触れていない。


フィッシャーの原理やテストステロン暴露の進化的な意義を説明するとなると(福岡氏が好んでいない)自然選択にどうしても触れざるを得ないからではないだろうか。
しかし進化因に触れていないために「たまたまY染色体を持ったから男性が短命なのだ」というような説明になっていない説明でお茶を濁すはめになっている。
実際の進化理論はそんなに単純ではない。
性の進化の研究に生涯を捧げてきた先人たちの努力を無視しているのはいただけない。


福岡氏は通俗的な説明(ドーキンスの比喩表現や話題の脱線、
竹内久美子など)を誤解を招くといって度々批判してきた。
後半で彼が行っている性の説明はそれ以上に通俗的かつ不正確で、
いくら新書とはいえ残念なレベルだ。
できそこないの男たち (光文社新書)

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