妖術を操る人々
妖術や神託や魔法を未だに信じている人が居ると聞いて、
あなたはどう思うだろうか。

この科学技術の御時世にありえない迷信を信じてる人達だ、
と思うことだろう。

それで良いのだ。
アザンデ人を理解しようとするエヴァンズ=プリチャードの果てしのない格闘は、

人々が何故かくも信じ難い信念を抱き続けながら生きることが出来るのか、

そのことを理解したいという情熱にひとえに支えられている。


「ザンデの壺作り、
非常に熟練した壺作りを例にとってみよう。
彼は仕事の途中で壺にひびが入るたびに
繰り返し『妖術だ!』と叫ぶ。
ばかな、
とエヴァンズ=プリチャードは言う。

作る途中でときどき壺が割れるのは当然のことだ。
それが自然の理というものだ。

しかし、
と壺作りは言う。
私は注意深く土を選び、
苦労して小石やゴミを取り除き、

ゆっくりと注意しながら土を捏ね、
前の晩は性交を慎んだ。
それなのに割れた。
妖術以外の何だというのだ。


こうして全く理解出来ないように思える不合理さに直面しながら、
彼はアザンデ人の奇妙な慣習を
一貫した、
論理的に透徹した視点でひとつひとつ理解し、
消化していく。

そしてついには「妖術などの慣習が不合理なものに思えるのは、
我々がそれを
生命のない博物館の見世物のように並べ立てた場合のみである。
我々は彼らの概念を
非論理的とは言えないどころか、
いいかげんなものとすら言うことは出来ない」と宣言する。


浅薄な理解に留めず、
他者を深く理解するとは如何なることなのか。

自らその模範を示したエヴァンズ=プリチャード不朽の名著。
Witchcraft, Oracles and Magic Among the Azande

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