秀逸な書物！

日本でのイタリア語の学習者は飛躍的に増えたが、
イタリア語に関するよい書物は少ない。
本書は、
日本人野大半が学んだ英語と比較することでイタリア語について理解させるもので、
非常に詳しくかつわかりやすい。
両者の共通性や相違点の理由を、
ときにラテン語や他の言語の知識を折り込みながら説いている。
ところどころに意外なトリビアや蘊蓄もちりばめられ、
イタリア語の初学者だけでなく、
イタリア語に詳しい人でも、
うならされる内容である。
イタリア語や語学に興味のある者は知的興奮を覚えることはまちがいない。