腕時計にはリューターが必携

腕時計好きで多数愛用しています。

長年愛用して風防に傷が目立ってきた時計が増えてきたことから、
普段一番良く使うクリスタル
ガラス製風防の傷が取れるとのことで試してみました。


因みに風防ガラスには、
傷のつきにくいサファイアガラス、
傷のつき易いクリスタル（ミネラル
・無機とも言う）ガラス、
プラスティック製の三種がありますが、
経験上サファイアガラスは表
面が傷つくことはなく、
端の方の角が欠けるような感じになり、
それ以上の強い力が加わると見
事に真っ二つに割れてしまいます。


使ってみて（綿棒一本で片側5分、
計10分を１サイクルとして使用）
・風防の端の方に出来やすい、
ルーペで見ると判るくらいな極浅い線傷は、
30分ほど根気良く
　磨くと殆ど気にならない程度に傷が消えた。

・幅１mm・長さ２mmほどの傷については、
30分ほど磨くことによりぱっと見目立たなくなり、

　爪でなぞっても引っ掛かりがなくなるほどになった。

　ルーペで確認するとガラス欠け特有のエッジが消えており、
ガラスの表面に透明な接着剤が
　付着しているような感じに見える。

　ただ、
この傷を消しし去るには、
手では丸一日掛けても消えるかどうか？？。

良い点
・研磨剤にありがちな有機溶剤臭が殆どなく、
ほのかに甘い香りがして作業に集中できる。

・ペースト状で綿棒に適量をとることが簡単に出来、
馴染み易く作業性も良い。

・仕上げにティッシュペーパーで風防を全体を磨き上げると、
くすみが消えてとても綺麗になる。

気になる点
・基本的にリューターなどの機械を用いないと相当時間が掛かる。

・力を強く掛けないと余り効果が出ない。

・当たり前のことではあるが、
ガラス表面に無反射コーティングがされている風防には使用不可。


以上のことから、
酸化セリウムの噂通り、
単に削って傷を落とすのではなく、
ガラスを溶かしな
がら研磨しているような仕上がりになりました。


また、
純酸化セリウム粉の方が研磨力は高いのでしょうが、
水と混ぜる手間などを考えると本品