一刀両断「しない」言説の清々しさ。ぐねぐねとうねリまくる論旨を巧みな話術で読ませきるエッセイ集。
紹介文、
書きづらいです。
この魅力を伝えるには
1ページそのまま書き出したほうがずっといい。

でも何とかやってみます。


感覚だけで物を言う知性なき人々の偏見を
高所から嘲笑う本…などでは決してなく、

右も左も環境保護論者も人類至上主義論者も
グローバル派もドメスティック派も関係なく、
とにかく、

本音や現実論を言い訳に話を単純化させ歯切れだけはいい言説を提供する人と
それに乗っかる人すべてが対象となっています。

誰もが何となく感じていそうな時代の空気を丁寧に丁寧にさらしていく
実はちょっとコワい本です。


当然、
語り口は要約不能な話が同じテンションで続き、
歯切れも悪い。

小気味よい断言は少ない。
しかし、
そうやって語り、
読み解く面倒くささから
お互い逃げてはいけないと考えてのことなんだろうなあと思います。


もっとも、
文章自体はエンタメ芸の極みといえる小田嶋節。

チェスタトンみたいな逆説も
ショーみたいな皮肉も随所にまぶし、

異論を持つ人からの「想定突っ込み」はいきなり砕けた口語体になりますから、

読んで楽しく、

リーダビリティも抜群、
すいすい読んでしまえます。


ところどころで、
おおおっ!と身を乗り出す1行に出会います。

抜き書きはしませんが、
たとえば大学の存在意義を一言で言いあてた箇所には
感銘を受けました。
もちろん、
独立した「名言」ではなく
一連の文章の中で読んだからこそ大いに納得し共感したわけですが。


書かれていることすべてに賛成というわけではありません。

「障害者」の表記をめぐっては「障碍者」という書き方のほうが先にあったことを
無視して論を展開している一節など疑問に思える箇所も多々あります。


であっても、
この国の人々のものの考え方の巨大な傾向として広がりつつある
「本音至上」「言い切ること至上」主義への批判には心から納得できました。

もちろん自分も部外者ではないという実感も含めて。
超・反知性主義入門

その他の感想

本当によく効きます
ナイスバディ!しかしポーズが悩む…
ズレます
エビデンスがない炭水化物を50%-60%必ず摂取させて、糖尿病が絶対によくならない本です。
カップリングの質。そしてこの画集を待っていた!!
お勧め出来ない商品。
とても面白く読めました
大きいですが使いやすさ高し
これはよくできた勉強道具
予備バッテリーもつきました
いよいよ面白く。
思ってた以上に
新しい参考書/問題集
真性の奥義への道を言葉で表現した稀有な書
特に問題なし。
箱が予想以上に大きくて驚きました。
電池切れが早い
この本を参考にしながら学会発表を組み立てました
18Vとほぼ同じ
これは・・・良い!
異国の味にチャレンジ
ソリオバンデットに貼り付け。クオリティが高いが要望あり、値段はもう少し安くならないか。
確かにそこそこ使える
叩かれて時は流れ、、今になり良さに気付く名作。
楽しい商品
2足目の購入です。
文句の付け所なし
使いやすい^o^
何度観ても・・・
不具合なく使用しています。
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