ヒリヒリするような緊張感 バカラの魔力
「庄庄庄庄庄庄和」というバカラの出目表が狂言回しの役割を果たしています。
実際にマカオのリスボアのカジノにいて、
トランプをめくる醍醐味が臨場感をもって伝わってきました。
カジノ特有の取り憑かれた人びとの気配を感じさせ、
自分にカードが配られているかのような臨場感に包まれていました。


ギャンブルを題材にしていると、
作者の恣意的な展開にしらけることがあります。
お約束ごとのような展開があれば瞬間に読者は冷めてしまうわけですが、
本作品は一気呵成に読みとおすだけの筆力を備えていました。

沢木耕太郎はバカラを通して、
主人公の伊津航平(いづこうへい)や周辺の魅力的な男女を克明に描いてドラマを構築していきます。


「波に乗る」ということとバカラの出目表のツラ目に乗るという関係性のくだりは見事な描写でした。
そして「波の音が消えるまで」という意味深な言葉が下巻のラストまで通奏低音のように流れていました。


「ビッグ・ウェイブを待つ」主人公は、
バカラの法則性、
勝負の勝ち方にこだわり続けます。
後半の展開は、
まさしく主人公と同様にバカラの魔力に囚われそうな自分を発見していました。
内容には一切触れません。
読書の醍醐味をそこなってもいけませんので。


上下巻という大作ですが、
素敵なエンターテイメントに仕上がっていました。
スピード感のある展開は、
沢木耕太郎の若き日の名作「深夜特急」の主人公の様な「若さ」の発露として受け取りました。
ワクワクドキドキ、
小説の醍醐味を堪能しました。

一気呵成に読み通しました。
波の音が消えるまで 下巻

その他の感想

ソナチネ使うなら別の出版社の楽譜で。
司法試験に十分対応できる書籍
DUNLOP(ダンロップ)
ACアダプタの表記に偽り有り
良いものは良い
グリースメイトとの使い分けがお勧め
色々な場面で使えそうです。
ダイヤ、弱ペダ好きなら買い
読書欲を刺激する企画ではある
ジギング用に最適なスプリットリング
いい歌
こうあって欲しい
「日本人に合った」英語教授法を追求した一冊
最高傑作です、だけど、どうして皆、読まないのか?
何度も読み返しています
実は、世界初の本か、
全戦域で活躍し名鑑揃いの特型駆逐艦特集、当時の技術水準を隔絶したような夜間戦闘機ウーフー(このままこの方向で軍事技術が発展していたらと思うと・・)、付録の「日本海軍航空母艦・水上機母艦オールカタログ」
全てにOKとは行かない。
赤・青・黒・緑
ガイドライン2010購入してみました。
質感の高い黒
グラスに入れ、色も楽しみましょう
テレビに映しながら撮影できました。
CDなくなって
古き良きアメリカンダイナー
又同じメンバーでやって欲しい!増やすのはイヤ
良い意味ですごく普通の古文の参考書
25年前に出版してほしかった
お手頃良品!
このfigmaでさやさやするしかねえ!!
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