実用的です。苦手意識も軽減されます。

学生時代は英語は得意科目だったのに、
英会話はまったくできませんでした。
書いたり読んだりは得意でも、
いざ話すとなると口から単語がでてこなくなってしまうありさまでした。
本書にも書いてあるように「きちんと完璧な英語を話さなくちゃ！」という意識が強すぎたのだと思います。
日本の学校では流暢に英語を喋るとほかの生徒からからかわれたり、
かんで失敗すれば笑われたりするので、
会話に興味を失ってしまう面も大きいと思います。

目下、
米国の専門学校に留学するためオンライン英会話で会話を練習しています。
そこで指摘された改善点のほとんどすべてが、
この本に網羅されていて、
日本の教科書英語は日常会話ではずいぶんおかしな表現なのだなと実感しました。
オンライン英会話で口頭で指摘されてもノートを取り忘れることもあるので、
この本で復習できて助かります。


この本は、
まず中学校でならう教科書英語が左ページに、
それをネイティブ英語に修正したものが右ページに書いてあり、
本を開いたときに一目で修正ポイントがわかります。
ページをめくると、
簡潔でわかりやすい日本語での解説がいくつかの例文とともに書いてあります。
辞書の記述だけではわからない、
その単語特有のニュアンスが細かく書いてあるのが気に入りました。
それぞれのトピックについての説明も長すぎず、
短すぎず、
たいへん興味深い文章です。
イラストも愛らしく、
トピックを端的に表現しているので、
「あ。
こういうことなんだ！」と絵で記憶に残るのもありがたいです。

読んでいるときは感心するのに、
読み終えたらほとんど記憶に残らず、
再読することもないような英会話本が多い中、
こちらの本は何度も読みたくなります。