ビジネススクールのファイナンスの先生が書いた経営哲学の本
「まだファイナンス理論を使いますか?」の著者による新著。
経営コンサルタントだと思っていたら、
いつの間にか国立大学のビジネススクールの先生に転身していた。
前著を読んで、
経営の視点からファイナンスを考えるという、
これまでとまったく異なるファイナンスの視点に目から鱗だったが、
このスタンスは本書でも一貫している。
当たり前だし、
ごもっともだが、
世のトレンドを考えると口にすることが憚れるような意見を堂々と主張している。


たとえば、
ROEやエクイティ・スプレッドは昨今では非常に重要な経営指標であるとされているが、
著者に言わせれば、
経営の後先を考えなければ、
簡単に作れる指標であり、
稼ぐ力を評価する指標にはならない。
また、
コーポレートガバナンス・コードに関しては、
経営者が無能であれば、
社外取締役がスーパーマンであっても、
企業価値は破壊されるため経営者選びをもっと厳格にするべき、
大株主や株式持合いこそが経営の安定性をもたらす、
など。
要するに、
世の中で良いと判断され、
企業が積極的に導入する手法を「競争力を奪うもの」と結論付け、
ばっさりと切り捨てている。
企業価値創造のカギは、
持続的に利益を生み出せるかどうかであり、
何も外国から輸入したコンセプトで経営しなくても、
身近なトヨタやオリエンタルランドの経営を参考にするほうがはるかにいいヒントになると述べている(オリエンタルランドの財務戦略に関しては詳細に分析し紹介されている)。


前著と比べて本書の良い点としては、
まず、
「ファイナンスの四本柱(資本コスト、
投資判断、
株主還元政策、
資本構成の4つ)」としてファイナンス理論のこれだけは理解すべき点を絞り込んでいるところ。
前著は、
ファイナンス理論はムダであり、
財務部門もムダである、
というようなスタンスであり、
私のように財務畑の人間としては何をすべきなのかのヒントがあまり無かったのだが、
四本柱に絞り込んで学習すればよいというのは非常にありがたいアドバイス。
二点目として、
「企業価値フォーカス型ベンチマーク分析」というものをキリンとアサヒをケースにステップバイステップで紹介してくれている点。
企業分析には苦手意識があったが、
かなりシンプルな分析で、
すぐに実践できるはず。
社内でのレポートにそのまま活用してみたい。
ROEが奪う競争力 ―「ファイナンス理論」の誤解が経営を壊す

その他の感想

梱包w
工作精度の問題?
扱いやすいです
FIT RSに装着
シークレットではないのに・・・
赤ちゃんのいるご家庭にはお薦め
まあ想像通り
左右可変!
江戸時代の文学の水準の高さよ!
クリスタルパズルには合いません。
「英語=コミュニケーションのツール」という本質をついた本
大人ですが食べてます
神ゲー 最高のアクションゲーム
リフィルの強度が…
再読み後、意見が変わった<(_ _)>
OKIデータ製プリンタ用B411dn増設トレイについて
新型なので
二歩進んで一歩下がる
掃き溜めにやさしさ
こりゃないよ
やっぱりパック品が安心ですね。ほぼ満足!
大活躍
単品では、充電が出来ないので注意。
漫画家としても
XQ1の専用バッテリーNP-48
良いです。不満なし。
スバル車のアクセスキーにも使える。
figma付属のスタンドを大きくしたような物です
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