未来に実現する科学技術の予想

「30年以内に、
人間の寿命は劇的に長くなるはずです。
私の子どもたちの世代は、
100歳以上の人生を楽しむのは当たり前。
これは疑いようがありません。
孫の世代になると寿命はさらに延びることになります」（ハーバード大学医学大学院教授 デイビッド・シンクレア）。


「脳に端末が入ることによって脳のバックアップをとることができるようになり、
人類はさらに賢くなることができます。
その結果、
人類にとって困難で、
より深い問題を解決することができるようになります」「2040年になると、
人間の思考はすべて非生物的思考になり、
コンピューター化されると考えられています。
最後には非生物学的な思考が生物学的思考を完全に理解し、
そのコピーを作ることができるようになるでしょう」（未来学者 レイ・カーツワイル）。


未来に実現するであろう科学技術を紹介した本。
NHKの番組が元になっている。
次のようなものが取り上げられている。


・様々な臓器の老化に伴う症状を改善する若返り薬であるNMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)。

・筋肉量を増やすIGF-1とミオスタチン。

・脳を若返らせるバルプロ酸。

・ナノ・カプセルのガン治療薬（2015年8月号のNewtonにも解説があった）。

・3Dプリンタ技術を使った生体細胞による移植臓器。

・3本、
4本と腕を持てる「エクストラ・パーツ」。

・意思を電気信号として読み取るBMI(ブレイン・マシン・インターフェース)。

・着るロボット。

・脳を移植したアンドロイド。

・火星への移住計画「マーズ・ワン」。

・いちいち物を地球から運ばなくてもよくする宇宙空間で使える3Dプリンタ。

・赤道直下に作られる人口の島と都市「グリーンフロート計画」。

・自動運転とヘリコプター交通網。

・仮想現実の世界を楽しめる「VRゴーグル」。

・遠く離れたロボットを自分の分身のように操る「テレイグジスタンス」。

・人工知能による犯罪予測プログラム。

・ディープラーニングによる人工知能。

・デジタルクローン。