不朽の名作再び!!

まあ、
綺羅光及びフランス書院文庫を知っている人なら分かると思いますが、
間違いなく「名作」でしょう。
全く幸せな結婚を間近に控え、
仕事も順調になって来た美貌の新任女教師本城留美子。
そんな彼女が通勤帰りの満員電車で罠に嵌められて、
幸せな生活は一変。
家族と婚約者から別れることを強制され、
更なる地獄の凌辱の世界に堕ちて行く…
序盤の暴力団の痴漢にあって、
恍惚の世界に堕ちて行く留美子の姿を見て「紺野美沙子に似ていないか」と乗客が囁くシーンは頭をガーンと殴られたような感じでした。

当時、
清純派・知的女優として人気のあった紺野美沙子をイメージ(モデルとして)して作品を書くとは…マジで「スゲー」でしたよ。

作品の展開は流石。
留美子が官能の無限地獄へ堕ちて行く様を見事に描き切っています。
その後、
漫画・テレビゲーム・DVDドラマ・ネット配信までされた作品はこれだけでしょうね。
フランス書院文庫が2000点刊行を突破した記念に復刻された理由も分かります。
と同時に書かれた当時紺野美沙子も人気があったのも分かります。

続編もありますが、
こちらも中々です。
現在、
巨匠となった綺羅光の原型がこの作品には間違いなくあります。

官能の世界(凌辱物)に興味のある方には間違いなくお勧め出来ます。
「さすが」としか言い様がありません。