ちょっとクセが強いと感じましたが…

　筆者のウェブサイトの内容を本にまとめたもので、
「Ａ君、
Ｂ君、
Ｃ先生」の対話形式で
記述されています。
私はこの形式がちょっと苦手でした（＾_＾；）　「Ｂ君」の主張が
キャラクターの性格だけではなく断定が激しいのが気になったり、
"常識"を非難しようと
するあまりに余計なことまで言っている気がしたり。

　ですがそれらの難点を除けば、
私たちが環境問題に対して持っている『思いこみ』を
是正するのにとても良い本だと思います。
この本が訴えているのは"それらしい"だけで
信じこまずに、
自分で検証してみる視点を持つことの重要性です。

　筆者の意図を汲んで、
この本を読む際にも「もっともらしいことを言うけれど、
これも
本当に間違っていないのか？」と自分なりに検証しながら読んでみてください。

誤解をしないため・ミスリードされないための方法論まで紹介している本はなかなか
ありません。
一読の価値はあると思いますよ。