経済統計が必然的に抱えているゆがみを明らかにする
本書はアフリカの開発統計において実際に発生している困難を詳述することで、
経済統計が抱える問題点を明らかにする。

まず最初にアフリカ開発統計が抱える問題点一般を論じた後、
こういう状況に陥った歴史的経緯や現在行われている統計方法の不備を解説する。

統計が各国政府などの公的機関に依存していることも問題の一端を担っており、
意味のある統計に予算が回されていない実態も記述する。


一般に経済統計は様々な数値を合成して組み立てられるが、
その過程でデータセットに必然的に予測値・推測値を含むことになる。

それらの予測値・推測値の信頼性は一定ではなく、
本来様々な注意書きを経て算出されているものだが、
統計として示されるときにはそのような注意書きは残っていても、
ほぼ顧みられることはない。

また経済統計というのは比較されるものであるから、
統一的な計算体系を定めて計測されているのであるが、
現状の計算体系では非合法経済が記録されないのは当然としても、
家庭内経済や自給自足経済を汲み取ることが出来ない。

実際本書はGDPデータの主要な3つの情報源で各国のGDP数値や順位の並びが大きく食い違っている事実を挙げる。

世界銀行の統計値を仔細に検討していく場面では、
世界銀行が数値を算出するのに当て推量をしていることを予想させるばかりか、
下手をするとねつ造されているかもしれないという問題を提起する。

とくにGDP計算で最も枢要な基準年が世銀と各国統計でずれている事例、
基準年がそもそも示されていない事例があるのは示唆的である。

基準年が古いままであると、
古い時代にはなかった新しい産業、
たとえばIT部門などの経済活動が計算に組み入れられないので、
数値は過小評価される傾向にあるため、
10年以上前の基準年に基づくデータは信頼性がかなり低いだろうという。

今あるアフリカ諸国の統計データはそもそも統計方法の欠陥によってほとんど役に立たない状態にあると警告する。


ここまででも十分読み応えがあるが、
ここから本書はアフリカ諸国の開発統計の歴史的経緯を解説し、
さらに開発に有用性の高い統計とは何かという問題、
有用性の高い統計が作られないアフリカ諸国の政治構造上の問題点を指摘する。
統計はウソをつく-アフリカ開発統計に隠された真実と現実-

その他の感想

不良率が高め?
往年のベンツホーンに似たサウンド
見た目も、内容も良し。
EOS7D MarkⅡで使用! すごく処理速度が速い!!
歌声の美しさが際立つ
可愛いのですが、残念・・・・
冷静な現状分析と、大胆な未来予測。
とにかく難しい
くっつかないんです
とても良いのに・・・
20mロングリード
デジタル時代ならではのメリット
確立してきたキャラはもちろん、新たなキャラも開拓している。
書く事が楽しい麻薬的な文房具。
壊れます(内部接触不良)
惜しい所が有りすぎかと
おすすめですよー!
全国紙記者ゆえに、無毒化された文章が羅列されている
録音が極めて良好です。
論文の基準解答はまさに “模範”
とてもすごい!
ワクワクします
ストレートアイロン前に使ってます
お手頃価格できちんと感♪
思ったと通りでした。
『ゆらゆら』以外満足です
金型精度が良い
良い取引ができました。
平易な言葉で解説
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