読みやすく、暗記の負担も少なめで、初学者でも使える

コア重視の説明のため暗記の負担が少ないうえ、
図表や色使いが適切で見やすくまとまっている。

それでいて網羅性も高く中学と重複する高校基礎から入試標準までカバーする。

ただし、
話法・省略など、
省いている・ほとんど触れていない分野が一部ある。


基本例文数は833（一文にならず句だけのものも含まれる）。

130ページにおよぶ別冊は、
文法事項のポイントだけでなく、
本冊で扱っていない類例を多くまとめており、
入試上位レベルまで視野に入れている。


本書に設問がついていないため問題集を併用する必要がある。

その際、
初学者や英語が苦手な人にとって、
『OUTPUT』は使いにくい。

『OUTPUT』は入試基礎~難関という入試レベルのものが1316問もあり、
しかもレベル分けせず内容順に掲載されている。

入試標準を概ね解ける人が、
『INPUT』を速習して『OUTPUT』に手を出すことは考えられても、
典型・原則中の原則・頻出を真っ先に習得すべき人には向かない。

そういう場合、
日常学習レベルの基礎問題集を使い、
エッセンスを本書で適宜読み直し、
基礎問で本書の考え方を身につけるほうが効率的。