「よくないのは、事実をごま化すことだ。事実をごま化して安楽の惰性をむさぼることだ」
むのたけじさんは、
この本を書いたとき御年96歳、
ジャーナリスト歴は75年もの長さだとという。

この本には、
著者が、
ある一つのテーマを終生追い続けてきたことが明確に示されている。

それは私たち日本人にとって、
何となく終わったことにしているが、
しかし、
歴史の歩みを形作り未来へ引き継ぐ使命をもつ私たちにとって、
はっきりとさせておかないことには、
後の世に決定的な禍根を残すことになる、
あのテーマ・・

「あの敗戦時に日本国民が力を合わせて、
自分らのやったこと戦争行為の一切をわが手で裁き、
迷惑をかけたすべての人々にありったけの真心をこめて詫びて許しを請い、
そして、
自分らの進路を自分らの力で開拓したら…自分たちと人類みんなの真実の喜びに至る道を見たであろう。


ここまで読んで「ああ、
またか」と感じた人がいるだろう。
また日本人に懺悔を強要し、
謝罪させるのか、
と。

でも、
読み進めればわかる。
著者の発想は従来の議論を超えた、
もっとスケールの大きなものだと。


著者は先の戦争から、
もっともっと歴史のものさしを伸ばし、
人類の歴史がはじまったと言われる七百万年前まで伸ばす。

そして著者は、
七百万年の歴史のなかで人類が戦争に手を染めたのは、
農耕を始め富の蓄積が始まった五千年このかたに過ぎないと言う。

「「人間ってやつは根っから争い好きで残酷だから戦争はなくせない」というマボロシ論を消滅させないといけません」

また著者は、
その五千年の間にも、
ある時点のある場所で、
戦争とは無縁で平和な共同体が築かれていた事実に着目する。
しかも日本で。

著者の視線は、
自分が住む秋田県と同じ東北の、
青森県の三内丸山に向く。

「三内丸山の先祖たちの住んだ跡地に闘争の痕跡は皆無だ。
」そして著者はこう言う。

「みんなで力を合わせて努力できたら、
いいに決まっているけれど、
実際には空想だと思って誰も言わずやらずに来たのではないか」と。


中国、
韓国、
台湾、
香港、
フィリピン…多くの国と私たちの国とで、
いろんな意見の相違から衝突し、
軋轢を生じている。
希望は絶望のど真ん中に (岩波新書)

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