アジア新興国の産業・経済の最近の動きの把握に適した好著
筆者は東京大学教授。
タイを中心に、
アジア経済社会論が専門である。


本書は、
2000年の筆者の『キャッチアップ型工業化論―アジア経済の奇跡と展望』の続編との位置付けだが、
副題にキャッチアップを超えてとあるように、
キャッチアップ論を発展させ、
さらに、
人口や格差と言った社会問題にも触れている。

まず、
世界で起きている5つの大きなトレンドとして、
1) グローバル化、
自由化、
情報通信革命の同時進行、
2) 技術のパラダイム変化、
3) 資本主義の金融化、
4) 人口構造の変化、
5) 自然環境の悪化を挙げたうえで、
これを念頭に、
新興アジア諸国で起こっている経済・社会的な変化を詳述している。
なお、
分析の対象は、
東アジア(中国、
韓国、
台湾)、
東南アジアが中心だが、
統計分析では一部インドも含んでいる。

個別の各章では新興アジア諸国で起こっていることとして、
以下の7つのキーワードを軸に詳細な分析を行っている。
具体的には、
1) アジアが生産・消費双方で世界経済の中心となる「アジアの世紀の再来と中国の台頭」、
2) アジア域内の水平貿易が拡大しているという「アジア化するアジア」(また、
IT産業はほとんどの生産地が中国だが裨益しているのは台湾や外国の企業という分析もある)、
3) 技術進化の形態が、
コア技術のモジュラー化、
オープン化に移行する中で、
途上国の企業も先進国企業に追い付きやすくなり、
生産量・技術とも追い越した例もあるという「キャッチアップの前倒し」という現象(具体的には、
韓国サムソン電子、
台湾のPCメーカー、
タイの農業関連ビジネスにおける事例研究があり)、
4)新興アジア諸国の企業構造を分析する上で外資、
政府系、
民営という「大企業の『鼎構造』とファミリービジネス」という枠組みが有効であるとしたうえで、
それに基づいた、
鼎構造の変化の国ごとの分析と、
タイにおいてどのような産業で外国企業が有利かの整理、
5) アジアにおける急激な賃金上昇と、
その割に生産性上昇がそれほどでもないという問題から「中所得国の罠の回避」が重要な政策課題として浮上していることを指摘したうえで、

特にR&Dを中心とした中国、
マレーシア、
タイの中所得国の罠回避のための政策の分析、
6)
新興アジア経済論――キャッチアップを超えて (シリーズ 現代経済の展望)

その他の感想

BBQ焼武者収納しませんが
使用2回目からノズル取り付け部分より水漏れ!!
日本社会を理解する上での必読書
結構大変
発送予定日及び取付方法
きれがよいです
発売前からプレミア価格
これで十分です!
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