本当の歴史を学んだように思います。
学校教育の日本史は自虐史観であり,日本のよいところが書かれてないとされています。
それではこの書籍ではどのように書かれているかと思い,購入してみました。


1. まず冒頭に神話を学ぶ大切さを知り,驚きました。
言われてみれば納得することですが,神話がそのまま今の天皇とつながっているわけです。
どの国の歴史でも神話から歴史を始めることは悪いことではないと思います。
その中で日本の場合はその重要性が高いわけです。

2. 次に感嘆したのは第二次大戦中に日本がユダヤ人を迫害しなかった理由です。

「神武天皇がこの国を開かれたとき,天皇は”八紘をおおいて宇(いえ)となさん”と仰せられた。
ユダヤ人を迫害するのは神武天皇のお言葉に反する」とする理由で当時では唯一ユダヤ人を迫害しないと明瞭に打ち出したとのことです。
初代の神武天皇は実在しないとされるものの,日本人としての行いに今でも脈々と生き続けるわけです。
学校の歴史ではこのような日本人として大切なことを教えてもらえませんでした。

3. 私は日本人の宗教観をおかしいと思っていました。
初詣は神社にお参りし,彼岸や盆,葬式では仏教徒になります。
そして,12月はクリスマスを祝います。
この行動の原型は天武天皇が神も仏も平等に扱ったことから始まると解説され,今までの疑問がすっきりとしました。
日本人の宗教観にこのような深い歴史があったわけです。

4. 朝鮮出兵も私にとって疑問の多い話です。
高校時代に学んだ日本史の教科書と比べながら読みました。
教科書には苦戦を強いられたとあります。
しかし,渡部昇一先生のこの書ではそうでもないようです。
また,教科書では「統治も効果をあげなかった」,「秀吉が病死したため,むなしく撤退した」と書いてあります。
しかし,この先生の書では理由が一言書いてあります。
「よほど朝鮮の貧しさが身にしみたのだろう」とあり,この一言ですっきりわかりました。

5. 原爆の投下でも今まで教わっていたことと全く違います。
原爆の投下によって日本の降伏が早まったされています。
これはアメリカの宣伝であり嘘だそうです。
「新型爆弾の実験をしたかった」というのが本当のところだそうです。
言われてみてなるほどと思いました。
決定版・日本史

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