砂糖なしでは飲めないほどの、濃くて苦いコーヒー液

「本格的なエスプレッソが淹れられる」／「ただの濃いコーヒーだ」という、
真逆のレビュー。

なぜ人によって評価が違うのか、
とても不思議でした。

私自身も“ただの濃いコーヒー”としか思えず、
この器具から少し遠ざかっていたのですが、

どうしても「本格的な〜」の言葉が忘れられず、
再チャレンジしてみることに。


これまでとの変更点は
１．フィルターに入れる豆は押さえつけず、
自然な水平にならす
２．お湯でなく、
水を入れて火にかける
３．消えるか消えないか位の極弱火で、
トロトロと抽出
　　（「はちみつが流れ出るようにたらたらと」が秘訣だそう）

出来上がりは今までとまったく違う、
とても苦くて濃いものでした。

本場イタリアではたっぷり砂糖を入れて飲み、
ときに溜まった砂糖をすくって食べることもある･･･なんて話にも頷けるほど。

でも、
単に雑味やえぐみが出ているだけの失敗作かも･･･と疑いながら練乳を入れ飲んでみると、
、
とっても美味しい！！
［無調整牛乳９０cc＋動物性生クリーム１０ccをホイップしたもの］を加えてカプチーノも作ってみましたが、

こちらもコク深い味わいで、
“ただの濃いコーヒー”なんて印象は吹き飛んでしまいました。

物理的な問題（気圧の差）で、
マシンには遠く及ばないのかもしれませんが、

紙ドリップやプレスとはまた違った味わいを楽しめると思います。


艶やかなステンレスシルバー、
重厚感をともなって滑らかに開閉する蓋。

手のひらに乗っちゃうくらいの可愛らしい大きさですが、
その美しいボディでしっかり自己主張しています。

何より、
抽出されたコーヒーが一生懸命のぼってくる様は、
思わず愛おしくなるほど・笑
マキネッタという器具、
そして抽出法のおかげで、
彩りある珈琲ライフを楽しんでいます。


（あまり適当なことはいえないのですが、
フィルターはアルミ製かもしれません。

　「アルミで淹れた方が美味しい」と聞いたことがありますので、
もしそうなら嬉しいかも）