ドイツ参謀本部に学ぶ組織論
参謀本部という組織は、
軍事上の分野にとどまらない
ところに、
今日的な意味がある。
ビジネスの世界でも
大組織では「ライン」と「スタッフ」というような
ことを言う。
これは軍事用語からきており、
ラインは
第一線の戦闘部隊でスタッフは参謀のことである。

そして近代の大組織の原型の一つは確かにドイツ参謀本部
にあった、
ということである。


著者は近代ヨーロッパの戦争史を四つの時代に区分している。


第一期 三十年戦争後の絶対王権の時代

第二期 フランス革命とナポレオンの時代

第三期 ドイツ参謀本部の時代

第四期 第二次世界大戦後の時代

これら四つの時代に戦争史を分けて、
とりわけドイツ参謀本部の
時代を中心に話を進めているのである。
この四つの時代区分は
著者特有の考えであり、
軍事の専門家も驚いて納得されたという
エピソードがあるという。
それほど著者の主張はユニークなので
あろう。


ドイツ参謀本部は近代史の動向を左右するほどの組織上の発明
であった。
しかし、
それはビスマルクとモルトケという有能なスタッフ
の組み合わせの時だけ成果を上げただけであった。
その盛りの時
には奇跡ともいうべき力を発揮したのに、
極めて短い期間しか
続かなかったのである。
これは大組織におけるリーダーとスタッフの
バランスの難しさを示した好例である。


スタッフの養成法のノウハウをドイツ参謀本部は完成したが、

リーダーは偶然の発生を待つだけであり、
リーダーの養成法は
スタッフの養成法とは違う原理によるものである、
というのが
著者の見解である。


このことはドラッカーのいうマネジメントにも通じるものがある
と思うのである。
ドラッカーはリーダーにカリスマ性はいらないと
言っている。
普通の人が経験とトレーニングによってスキルを身につけ、

徐々にリーダーになっていく方が、
なまじっかカリスマ性をもったリーダー
ドイツ参謀本部 (渡部昇一ベストセレクション 歴史2)

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