生態系の複雑さを再認識できる良書
 生態系とは生物、
物質、
エネルギーが複雑に影響して形成されているということを再認識できる良書。
これまで富栄養化が「問題」として捉えられていたが、
戦後の漁獲量のピークは富栄養化による生産量の増加がもたらしたものであり、
その後に続けられてきた水質改善の取り組みは、
現在では貧栄養化の域に達し、
生産量の減少につながっているのではないかという問題提起がされている。

 ひとたび富栄養化が問題だということになると、
それへの「対策」に一辺倒となり、
しかも水質の指標値ばかりを追いかけて、
水環境全体の適切なマネージメントにはなっていなかったということだろう。
行政の事業展開や市民運動の方法論としては、
話を単純化してわかりやすくして、
何かシンボルとなるものを位置付ける方がやりやすい。
例えば、
乱獲であったり、
特定の生物種であったり、
開発行為であったり、
そういう1つの要素にばかり注目してしまいがちだ。
しかし、
本書のように様々な要素を全て包括して考えるようにしなければ、
問題解決にはつながらない。

 また、
長期間追跡できる観測データの存在が本書のような研究を可能にしており、
すぐに何かに結びつくものではなくても、
連続してデータ化することの重要性を示している。
ただし、
漁獲量の統計は魚介類の種ごとの市場価値の変遷や漁獲手法による影響を受けてしまうことに注意が必要で、
生物種ごとに生息量としてそのまま使えるデータをとることが理想だろう。


 ところで、
本書の第2章では、
琵琶湖の漁獲量の変動について検討しており、
琵琶湖の魚類をめぐる問題に一石を投じる形になっている。
琵琶湖では、
2000年頃以降、
ブラックバスとブルーギルが在来魚減少の重要原因であると滋賀県が位置付けて、
ブラックバスとブルーギルを捕獲して在来魚を増加させることに相当なエネルギーを費やしてきた。
しかし、
本書の第2章では、
ブラックバスとブルーギルのデータが十分に存在しないこと、
水質改善が在来魚漁獲量の減少につながっていること――が示唆されている。
ブラックバスとブルーギルという移入生物による捕食・被食の影響を強く主張する魚類研究者がいる一方で、
他分野の生物学研究者などからは在来魚のエサとなるプランクトン種の影響の大きさを示唆する声が以前からあったことを記憶している。
海と湖の貧栄養化問題: 水清ければ魚棲まず

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